2024.09.20 UPDATE
パネルヒーターを使わない夏の期間は「サーモバルブ」を全開に!
北海道などの寒冷地の戸建てで多く採用されているセントラルヒーティングシステム。
パネルヒーターや床暖房を使用しており、冬の間は24時間稼働する使い方をおすすめしています。
暖かくなると、「セントラルヒーティング暖房」の電源オフの時期について考え始める方も多いですよね。
しばらく暖房を使わない期間は、ボイラーリモコンの運転スイッチをオフにするだけではいけない…ということをご存知でしょうか?
夏のしばらくパネルヒーターを使わない期間に、注意する点をまとめてみました。
セントラルヒーティングをオフにしたいときは?
ボイラーリモコンの電源を切る
エコジョーズなどの暖房給湯一体型ボイラーの場合は、電源自体は給湯ONOFFの機能で、液晶パネルの操作で暖房運転の入切を切り替えるタイプもあります。
床下暖房の運転スイッチがある場合、併せてスイッチをオフにします。
また、電気ボイラーを使用している場合は、ブレーカーをオフにするのも忘れないようにしましょう!
ブレーカーをオフにするのを忘れていると電気料金が発生したままになってしまうので注意が必要です。
パネルヒーターのメモリ(サーモバルブ)を全開にする
わすれがちなのが、この「パネルヒーターの目盛り(サーモバルブ)を一番大きい数字に合わせる」という作業。
この作業はなぜ必要なのでしょうか?
次の項目で説明いたします。
セントラル暖房のシーズンオフ時は「サーモバルブ」を全開に!
セントラルヒーティング暖房の電源オフ時に絶忘れてはいけないのが、パネルヒーターについている温度調整の「サーモバルブ」のメモリを全開にすること。
「全開」というのは、メモリを一番高い温度設定にする(大きい数字に合わせる)ということです。
サーモバルブの内部では、室温を感知して温水調節弁が開いたり閉じたりしています。
この弁はボイラー本体の電源を切っている夏でも動いています。
閉じている期間が長く続くと、パネルヒーター内部の温水調節弁に不凍液が付着して負担をかけ、弁の寿命が短くなってしまいます。
次の暖房シーズンに作動させる際にスムーズにいかない場合もありますので、「今シーズンはもう暖房は必要ないかな」と思ったら、ぜひ「サーモバルブのメモリ全開」を忘れずに行いましょう!