エアコン吹き出し口にカビ!原因や健康への影響は?掃除方法や対策も
2025.04.02 UPDATE

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
エアコンの吹き出し口に黒い点々が見えることはありませんか?
実はそれ、カビかもしれません。
このカビを放置すると健康へ悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、エアコンの吹き出し口に発生するカビの原因や健康への影響、簡単にできる掃除方法などをご紹介します。
プロに清掃を依頼するタイミングもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
エアコンの吹き出し口にカビが!健康への影響は?
エアコンの吹き出し口に発生する黒い点々の正体は、黒カビです。
エアコンが室内の空気を吸い込む際、空気中のホコリや黒カビの胞子もエアコン内部に取り込んでしまいます。
そして、エアコン内の湿気を吸ってカビが繁殖。
目に見えるサイズのカビとなって、吹き出し口にまで広がってきます。
カビがもたらす健康への悪影響
エアコンを使用すると、このカビが風と一緒に室内へ放出されてしまいます。
そして、カビを日常的に吸い込むことで、アレルギー症状や呼吸器系の健康被害を引き起こす可能性があります。
特に免疫力が低い小さなお子さんや高齢者、アレルギー体質の方は注意が必要です。
エアコンをつけると咳やくしゃみが出る場合は、カビが原因かもしれません。
エアコンの吹き出し口のカビの掃除方法
エアコンの吹き出し口にカビを見つけたら、まずは自分でできる範囲の掃除を試してみましょう。
吹き出し口からのぞいてみて、手の届く部分は比較的簡単に清掃できます。
掃除の準備と注意点
掃除を始める前に、必ずエアコンの電源を切り、電源プラグを抜いておきましょう。
作業中に誤って起動させてしまうのを防ぐためです。
簡単な掃除方法
まず、手で優しくルーバー(風向板)を開きます。
次に、薄めた中性洗剤を染み込ませたタオルを指に巻きつけ、吹き出し口の汚れを拭きます。
奥のほうの汚れは手が届きにくいので、割り箸を使ったお掃除棒を活用すると便利です。
お掃除棒は以下のように簡単に作れます。
- キッチンペーパーを割り箸で挟む
- キッチンペーパーを割り箸に巻きつける
- 輪ゴムで固定する
このお掃除棒を使って、吹き出し口の奥まで拭き取りましょう。
ルーバーや送風ファンを破損しないように、慎重に作業してください。
しつこい汚れには、メラミンスポンジを使うと効果的です。
水気が残っているとカビの原因になるため、最後は乾いた布で水気をしっかり拭き取りましょう。
また、エアコンを送風モードで30分ほど運転させることで吹き出し口の水分を蒸発させることができ、カビの発生防止に効果的です。
エアコンの日常的なお手入れについては、「エアコンの基本のお手入れ方法」もぜひご覧ください。
カビの除菌方法
カビは生命力が強く、水拭きをしただけでは再び発生してしまう可能性があります。
カビの発生を抑えるには、掃除後にエタノールで除菌をするのもおすすめ。
消毒用のエタノールを布に含ませ、掃除が終わった吹き出し口を拭きましょう。
そのまま送風運転をしてエタノールをしっかり乾燥させてください。
エタノールは可燃性の物質なので、火のそばで作業しないなど取り扱いには注意が必要です。
ただし、吹き出し口にカビが見える場合は、エアコン内部もカビが広がっている可能性が高いです。
エアコン内部のカビは自分で完全に取り除くことが難しいため、プロのクリーニングサービスを検討してください。
エアコンの吹き出し口にカビが見えたらプロへ相談を!
目に見える範囲は自分でメンテナンスができても、エアコン内部の清掃となるとそうもいきません。
自分で清掃を行うリスクと、プロに依頼するメリットを確認しましょう。
自分でエアコン内部を掃除するリスク
自分でエアコン内部を掃除するのは、以下のようなリスクがあるためおすすめできません。
- 電装部分に水をかけてしまい、故障の原因になる
- 分解したパーツを元に戻せなくなる
- 不適切な洗剤の使用で汚れが悪化する
- 洗剤が完全に洗い流せず、カビの栄養源になってしまう
プロにエアコンの清掃を依頼するメリット
一方、プロの専門業者へエアコンクリーニングを依頼することで、以下のようなメリットがあります。
- 専門知識を持った技術者が作業するため、故障・事故のリスクが低い
- 専用高圧洗浄機や専用洗剤で徹底的に洗浄できる
- 自分で行うより手間や時間がかからず効率的
カビや汚れの蓄積は冷暖房効率の低下の原因にもなります。
プロのクリーニングによって、カビや汚れがきれいに取り除かれたエアコンは冷暖房効率も向上するため、電気代の節約にもつながるでしょう。
エアコンクリーニングの頻度や業者選びのポイントについては、こちらも参考にしてください。
エアコンクリーニングの頻度の目安と適切な時期は?お手入れ方法も確認
適切なタイミングで専門業者に依頼することで、エアコンをより長持ちさせることができますよ。
私たち札幌ニップロでもエアコン清掃を承っております!
カビや汚れが気になる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
専門スタッフが丁寧に対応し、エアコン内部の汚れやカビをしっかり除去いたします。
エアコンの吹き出し口のカビを発生させないための日常的な対策
カビの掃除は手間がかかるため、カビの発生を防ぐためには、日頃から予防を行うことが大切です。
以下の対策を実践して、清潔なエアコンを維持しましょう。
定期的なフィルター掃除
エアコンのフィルターはホコリや汚れがたまりやすく、カビの栄養源となります。
フィルターの掃除は2週間に1回を目安に行いましょう。
夏場など使用頻度が高い時期は特に定期的な清掃が重要です。
送風運転の活用
冷房や除湿運転後は、エアコン内部に結露水が残っています。
使用後に30分~1時間程度の送風運転を行うことでこの水分を乾燥させ、カビの発生を抑えられます。
オフシーズンでも月に1回程度送風運転を行うと、内部の湿気を飛ばすことができます。
こまめな換気
定期的な換気を行うことで、室内の湿度を下げ、カビの発生しにくい環境を作ることができます。
窓を開けて風を通すことで、空気中の汚れやカビの胞子も屋外に排出されます。
特に湿度の高い梅雨時期は、こまめな換気を心がけましょう。
エアコンからカビ臭いにおいがする場合の対処法については、「エアコンがカビ臭い原因は?放置のリスクや対策もご紹介!」もぜひ参考にしてください。
カビ臭さの原因と解決方法についても詳しく解説しています。
エアコン吹き出し口のカビは早期対処が大切!プロにもぜひ相談を
エアコンの吹き出し口に黒い点々が見えたら、それは黒カビかもしれません。
エアコン内部は結露水と空気中のホコリやカビの胞子が混ざり、カビが発生しやすい環境です。
このカビを放置すると、エアコンの風と一緒にカビが室内に広がり、アレルギー症状や呼吸器系の健康被害を引き起こしてしまう可能性もあります。
また、日常的な予防策として、定期的なフィルター掃除、冷房後の送風運転、こまめな換気などを心がけましょう。
吹き出し口のカビは自分で掃除できる範囲もありますが、内部まで広がっている場合はプロのエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。
札幌ニップロではエアコンの掃除やメンテナンスに関するご相談を承っております。
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