エアコンがカビ臭い原因は?放置のリスクや対策もご紹介!
2025.03.28 UPDATE

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
エアコンをつけたら、「あれ?なんだかカビ臭い…」と感じることはありませんか?
カビ臭いエアコンはただ不快なだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
今回はエアコンがカビ臭い原因や健康への影響、自分でできる対策方法、プロのクリーニングが必要なタイミングまで解説します。
目次
エアコンがカビ臭い!その原因と放置のリスクをチェック
久しぶりにエアコンのスイッチを入れたとき、「なんだかカビ臭いな」と感じることはありませんか?
そのような場合、エアコン内部にカビが生えている可能性があります。
エアコンは、室内の空気を取り込み温度調整をして送り出す仕組み。
この過程で、空気とともに部屋のホコリや微細な汚れも一緒に吸い込んでしまうため、エアコン内部に汚れが少しずつ蓄積されていきます。
そして、エアコンで冷房使用時には、冷却によってエアコンの内部に結露が生じます。
この水分と吸い込まれたホコリが混ざり、カビが発生するのです。
特に高温多湿となる夏場はカビの繁殖しやすい環境となり、エアコンの電源を入れたときにカビ臭さを強く感じやすくなります。
エアコンの仕組みについては、こちらでわかりやすく解説しています。
エアコンのカビ臭さを放置するリスク
エアコンのカビ臭さを放置しているということは、エアコン内部に発生しているカビを放置しているということ。
カビ臭いエアコンを使い続けると、内部のカビが風と一緒に室内へ放出され、部屋全体にカビの胞子が広がってしまいます。
このカビを日常的に吸い込むことで、鼻水、くしゃみ、咳などの症状が現れることも。
夏風邪と思っていた症状が、実はエアコンのカビによるものだったというケースもあります。
特に注意が必要なのは、免疫力が低い小さなお子さんや高齢者、またはアレルギー体質の方です。
エアコンのカビによってアレルギー症状が悪化する可能性も考えられます。
また、エアコン内部のカビやホコリの蓄積はエアコンの空調効率を下げ、冷暖房効果の低下や電気代の上昇につながります。
汚れがひどい場合にはエアコンの故障の原因になってしまうこともあります。
健康と快適な住環境を守るためにも、エアコンのカビ臭さには早めに対処することをおすすめします。
エアコンの「カビ臭い!」を解決する対策は?
エアコンにカビ臭さを感じたら、まずは次のようなセルフチェックを行なってみましょう。
- 吹き出し口に汚れがたまっていないか拭き取って確認する
- 吹き出し口から内部を覗いて黒っぽい汚れがないか確認する
黒っぽい汚れは、カビの可能性があります。
汚れやカビが確認できる状態の場合は、すぐにお手入れが必要です。
エアコンのカビ臭さを解消するお手入れ方法、カビ予防に効果的な使用方法を紹介します。
フィルターの掃除を行う
エアコンのカビ対策で基本的かつ重要なのがフィルター掃除です。
フィルターはエアコンに取り込んだ空気から異物や汚れを取り除く役割を担っているため、汚れやほこりがたまりやすい場所です。
フィルターの掃除は以下の手順で行いましょう。
- エアコンのコンセントを抜く
- フィルターがエアコンに付いている状態で、フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取る
- フィルターを取り外して掃除機をかける
- フィルターを水洗いする
- フィルターをしっかり乾かしてからエアコンに取り付ける
吹き出し口の掃除を行う
吹き出し口もほこりがたまりやすい場所ですので、ルーバー(風向きをコントロールする羽)とあわせて清掃しましょう。
吹き出し口の清掃手順は以下の通りです。
- エアコンのコンセントを抜く
- 薄めた中性洗剤を染み込ませたタオルを指に巻きつけ、汚れを拭き取る
- 手が届かない場所は、隙間用クリーナーや割り箸にタオルを巻きつけて拭き取る
- 水で濡らしたタオルで水拭きする
- 残った水分を送風モードで蒸発させる
エアコンの基本的なお手入れ方法については、こちらのコラムもぜひご覧ください。
送風運転を行う
冷房使用後に送風運転を行うと、エアコン内部を乾燥させることができ、カビ予防に効果的です。
オフシーズンでもカビ対策のために、月に1回程度は送風運転をするのがおすすめです。
送風機能が搭載されていない機種では、設定温度を最高にして運転すると同様の効果が期待できます。
運転直後は窓を開けて使用する
運転開始直後は、においのこもった空気が吹き出しやすいです。
窓を開けて換気し、カビ臭い空気を外へ排出しましょう。
換気できれいな空気を吸い込めるようにすることで、エアコン内部に汚れがたまることも防げます。
エアコンがカビ臭いときにしてはいけないこと
カビ臭さを解消しようとして、かえって状況を悪化させてしまう行為があります。
してはいけないことも確認しておきましょう。
NG対処法①消臭スプレーをかける
エアコンに消臭スプレーを直接かけると、スプレーの化学成分がエアコン内部の電気部品に接触して、ショートや故障の原因となる危険性があります。
また、噴霧された液体がエアコン内部のホコリに付着して湿らせると、むしろカビの成長を助長してしまうことも考えられます。
NG対処法②水洗いしたフィルターを乾かないうちに取り付ける
エアコンフィルターを洗浄したあとは、完全に乾燥させることが重要です。
湿ったままのフィルターをエアコンに戻すと、その水分が湿度を高め、かえってカビや細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
NG対処法③自己流でエアコン内部を掃除する
エアコン内部には非常に精密な電子部品や複雑な構造が組み込まれています。
専門知識なしに内部パーツを分解したり、不適切な洗剤や方法で清掃を試みたりすると、故障の原因となります。
内部の本格的な清掃が必要な場合は、専門技術と適切な道具を持った専門業者に依頼するのが安全です。
エアコンのカビ臭いが解決しないときはプロのクリーニングがおすすめ!
自分でできる対策を行なってもカビ臭さが解決しない場合は、プロによるクリーニングを検討しましょう。
プロのエアコンクリーニングでは、専用の洗剤と高圧洗浄機を使って、カビやホコリをきれいに取り除きます。
フィン部分(熱交換器のアルミ部分)など、掃除が難しい部分もすっきりと洗浄してくれますよ。
プロの技術でエアコン内部をきれいにできれば、カビ臭さが解消され、冷暖房効率の向上や、電気代の節約にもつながります。
エアコンクリーニングの適切な頻度や時期、業者の選び方などはこちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
エアコンクリーニングの頻度の目安と適切な時期は?お手入れ方法も確認
札幌ニップロでもエアコン清掃サービスを提供しています!
長期間使用されているエアコンや、自分での掃除でも解決しないカビ臭さでお困りの方は、ぜひ札幌ニップロにご相談ください。
エアコンがカビ臭い問題は適切なメンテナンスやプロの清掃で解決!
エアコンがカビ臭くなる主な原因は、内部に蓄積したホコリと結露(水分)によって発生するカビです。
エアコンのカビ臭さを放置すると、不快なだけでなく健康リスクも高まります。
また、冷暖房効率の低下により電気代の上昇、エアコンの故障につながることも考えられます。
エアコンのカビ臭さへの対策としては、フィルターや吹き出し口の清掃、送風運転などが効果的です。
一方で、消臭スプレーの直接噴霧や、濡れたままのフィルターの取り付け、自己流の修理などは状況を悪化させる可能性があるため控えましょう。
セルフメンテナンスでカビ臭さが改善しない場合は、プロによるエアコンクリーニングもぜひご検討を!
札幌ニップロではエアコンの清掃やメンテナンスに関するご相談を承っております。
札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)でご検討の方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!
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