北海道・戸建てのオール電化の電気代、負担を軽減する方法はある?

2024.07.23 UPDATE

電気代

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

北海道にお住まいの方で、自宅がオール電化の戸建て住宅だという方も多いのではないでしょうか。

電気代が高騰していることもあり、オール電化の電気代に悩んでいるという声をよく耳にします。

 

そこで今回は、オール電化の戸建て住宅の電気代についてお話しします。

北海道にお住まいの方の電気代の目安や、電気代を節約する方法なども詳しくご紹介しますので、ぜひご覧ください。

北海道・戸建てのオール電化の電気代の目安は?

光熱費の高騰が続く中で、日々の電気代にお悩みの方も多いと思います。

特に冬に暖房を多く使用する北海道などの寒冷地で、オール電化の戸建て住宅にお住まいの方は、電気代の高さに驚いている方も多いと思います。

 

設備を見直したり、 オール電化をやめる、という選択肢もありますが、光熱費はそれぞれどのくらいの目安なのでしょうか。

 

札幌ニップロでは、オール電化のお客様から設備についてのご相談があった場合は、まず光熱費の試算をおすすめしています。

あわせて、設置環境や現在の設備によって工事費用も変わりますので、比較しながら最適な選択ができるようアドバイスしています。

 

以下に、試算の例をまとめました。

※燃料単価は毎月変動しますので、一例としてご参考ください

 

【オール電化と都市ガス(13A)灯油の光熱費試算と比較】

  • オール電化(電気ボイラー+電気温水器+IHヒータ):61万7,300円/年
  • 天然ガスセントラル(エコジョーズ+IHヒータ):41万1,400円(電気20万7,300円、ガス20万4,100円)/年
  • 灯油セントラル(灯油ボイラ+IHヒータ):41万7,800円(電気20万2,500円、灯油21万5,300円)/年

 

※2024年7月単価データ

※120㎡、4人世帯、室内設定温度23℃の場合

 

【オール電化とプロパンガス(LPG)・灯油の光熱費試算と比較】

  • オール電化(電気ボイラー+電気温水器+IHヒータ):72万8,400円/年
  • LPGセントラル(エコジョーズ+IHヒータ):52万1,500円(電気23万円、ガス29万1,500円)/年
  • 灯油セントラル(灯油ボイラ+IHヒータ):45万2,200円(電気22万3,700円、灯油22万8,500円)/年
  • オール電化(エコキュート+ヒートポンプ暖房+IHヒータ):46万6,900円/年

 

※2024年6月単価データ

※122.8㎡、4人世帯、室内設定温度23℃

 

このように、オール電化で電気温水器と暖房ボイラーを使用した場合は、ほかの熱源にくらべて光熱費が非常に高くなります。

 

電気代が高くなりやすい理由は、電気代の高騰によるもののほか、暖房ボイラーなどの機器が古くて消費電力が多くなっていることが原因の可能性もあります。

 

また、日中に家にいる機会が多いご家庭で、昼間の電気代が高いプランを利用しているなど、ライフスタイルと電気プランが合っていない場合も電気代が高くなりやすいです。

 

オール電化とプロパンガスを比較した場合は、使用する機器によっては、オール電化の方が安くなります。

オール電化の電気代にお悩みの場合、オール電化のままエコキュートなどの省エネタイプの機器に交換するというのも選択肢の一つです。

近年は、そのような選択をする方も増えています。

 

 

北海道の戸建てにお住まいの方が電気代を節約する方法

グラフ

北海道の戸建て住宅にお住まいの方が電気代を節約する方法を、「すぐにできる節約方法」と「電気代を大幅にダウンする節約方法」の2つにわけてご紹介します。

 

手軽にできる電気代の節約方法

簡単に電気代を節約できる方法としては、次のようなものがあります。

  • 契約プランを変更する
  • 電気代が安い時間に電気を使う
  • 冬はセントラルヒーティングをつけっぱなしにする

 

詳しくご紹介します。

 

契約プランを変更する

電気は契約プランによって、電気代が割安になる時間帯が異なります。

例えば、昼は仕事で自宅にいないことが多いなら、昼に電気代が高く、夜に割安になるプランを選ぶと、電気代は安くなります。

ライフスタイルに合わせて契約プランを変更してみましょう。

 

電気代が安い時間に電気を使う

前述のとおり、契約プランによっては、電気代が割安になる時間帯があります。

夜に電気代が割安になるプランであれば、洗濯機や食洗機など電気を使う家電を夜に使用することで、電気代を抑えることができます。

 

冬はセントラルヒーティングをつけっぱなしにする

戸建て住宅の暖房にセントラルヒーティングを取り入れているのであれば、こまめに電源を消すのではなく、冬は24時間つけっぱなしにするのがおすすめ。

セントラルヒーティングは一度電源を消すと、部屋が暖まるまでに時間がかかり、電気代もかかります。

 

そのため、セントラルヒーティングは24時間つけっぱなしにして、快適な温度に保っていたほうが、電源をこまめに消すよりも光熱費が抑えられます。

 

設備や熱源の見直しによる節約方法

電気代を大幅に抑えるには、設備や熱源の見直しが必要です。

例えば、次のような方法があります。

  • 暖房ボイラーや温水器などの設備の見直し
  • 別の熱源に変更する
  • セントラルヒーティングをやめて別の暖房方法にする

 

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

 

暖房ボイラーや温水器などの設備の見直し

北海道の場合、光熱費の中でも大きく電気代がかかるのは冬の暖房ではないでしょうか。

また、家族人数が多ければお風呂やシャワーにかかる給湯の費用負担も大きいでしょう。

 

オール電化のまま電気代を抑えるなら、暖房ボイラーや電気温水器を省エネタイプに交換するという方法があります。

おすすめは、省エネタイプの電気温水器「エコキュート」。

空気中の熱を利用するヒートポンプ技術でお湯を沸かす仕組みです。

 

エコキュートは電気代が割安になる夜間にお湯を沸かして貯湯タンクにお湯を貯めて、日中に使用することができます。

そのため、日中にお湯を使用する際は電気代がかかりません。

 

暖房ボイラーや電気温水器を省エネタイプに交換して熱源を電気のまま利用する場合、メリットやデメリットとして下記のような点が挙げられます。

 

【電気を熱源にするメリット】

  • 使用電気量を削減でき、電気料金が大幅ダウン
  • 環境に優しい

 

【電気を熱源にするデメリット】

  • 設置するための費用が高い
  • 設置スペース(室内・室外)が必要(暖房についてはメーカーによって室外の設置スペースのみが必要なケースもあります)
  • 室外機の夜間の運転音が気になる
  • 場合によっては室外機周りの除雪が必要になる
  • 暖房の送水温度が低い

 

別の熱源に変更する

熱源を電気からガスや灯油に変更して、オール電化をやめるという方法もあります。

 

熱源をガスに変更する場合、次のメリット・デメリットがあります。

 

【ガスを熱源にするメリット】

  • 生活スタイルによってはランニングコストが安い
  • 給湯暖房一体型なので設置スペースが少なくて済む
  • 室外に設置するのはガスメーターと配管のみで済む(都市ガスの場合)
  • 設置費用が他の熱源にくらべて安い(プロパンガスの場合)

 

【ガスを熱源にするデメリット】

  • 都市ガスの供給ができない地域がある(都市ガスの場合)
  • 都市ガスが引きこまれていない場合はガス管引込工事費が高い(都市ガスの場合)
  • ガスボンベの設置スペースが必要(プロパンガスの場合)
  • ランニングコストが高い(プロパンガスの場合)

 

一方、灯油に変更するとこのようなメリットやデメリットがあります。

 

【灯油を熱源にするメリット】

  • 壁掛けタイプや床置きタイプなど種類が豊富(暖房ボイラーは床置きタイプ)
  • 暖房能力の幅が広い
  • 設置スペースが少なくて済む

 

【灯油を熱源にするデメリット】

  • 灯油タンクの設置スペースが必要
  • 給油が必要
  • 原油価格の変動によってコストが不安定

 

オール電化住宅で熱源を変更するメリットとデメリットについては、下記のコラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

オール電化をやめたい理由とは?熱源変更のメリット・デメリットも解説

 

セントラルヒーティングをやめて別の暖房方法にする

北海道の冬は暖房にかかる電気代が気になるという理由から、セントラルヒーティングをやめてFFストーブやエアコン(寒冷地用)だけの暖房にしたいというケースがあります。

 

FFストーブやエアコンだけの暖房にする場合は、下記のようなメリット・デメリットがあります。

 

【暖房を寒冷地エアコンにするメリット】

  • 暖房のほか、冷房としても使用できる
  • 環境に優しい
  • 温まりが早い

 

【暖房を寒冷地エアコンにするデメリット】

  • 専用のコンセントやブレーカーの設置が必要
  • 霜取り運転時には室温が低下する
  • 室外機の設置スペースが必要

 

【暖房をFFストーブにするメリット】

  • ほかの暖房器具にくらべて暖かい
  • 設置費用が安い

 

【暖房をFFストーブにするデメリット】

  • 灯油タンクの設置スペースが必要
  • 給油が必要
  • 2階以上に設置する場合はオイルサーバー、配管工事が必要

 

札幌ニップロでは、このような暖房器具の設置・入れ替えについても、設置作業やパネルヒーターの撤去、ボイラーの撤去などすべて対応いたします。

 

 

まずは【光熱費試算】。オール電化の設備見直しも想定して情報収集!

前述の通り、北海道のオール電化の戸建て住宅で大きく電気代を節約する方法としては、設備や熱源の見直しがあります。

 

オール電化の電気代にお悩みがあれば、まずはお気軽に札幌ニップロへご相談ください!

 

札幌ニップロでは、オール電化からガス・灯油などへの熱源の変更はもちろん、省エネタイプの機種への入れ替えにも対応しております。

試算と見積もりの結果によってさまざまなご提案をいたしますので、まずはお気軽に光熱費のランニングシミュレーションをご依頼ください。

※現在使用している機器やシステムによっては比較シミュレーションができない場合もございます。

※札幌市およびその近郊エリアにお住まいの方(その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!)

 

こちらのコラムでは、電気温水器の交換や熱源の変更など、設備や熱源を見直した事例についてもご案内しています。

あわせてご覧ください。

オール電化の電気代高騰にお悩みのお客様へ

 

 

北海道・戸建てのオール電化で電気代を抑えるなら設備の見直しや熱源の切り替えも検討を

札幌ニップロでは、現在の設備・使用環境・設置状況から、どのような選択肢があるのかを想定しながら光熱費試算をして、ご提案をさせていただきます。

熱源の切り替えや給湯器・ボイラーの交換・メンテナンスに関するご相談はもちろん、エアコン暖房にしたい、FFストーブを設置したいなど、暖房器具の設置・入れ替えにも対応いたします。

 

オール電化で電気温水器と暖房ボイラーを使用した場合は、ほかの熱源にくらべて光熱費が非常に高くなります。

電気代が高くなりやすい理由は、電気代が高騰しているほかに、機器の消費電力が多い、ライフスタイルと電気プランが合っていない、などがあります。

 

北海道の戸建てにお住まいの方が電気代を節約するには、次のような方法があります。

 

【手軽にできる節約方法】

  • 契約プランを変更する
  • 電気代が安い時間に電気を使う
  • 冬はセントラルヒーティングをつけっぱなしにする

 

【設備や熱源の見直しによる節約方法】

  • 暖房ボイラーや温水器などの設備の見直し
  • 別の熱源に変更する
  • セントラルヒーティングをやめて別の暖房方法にする

 

オール電化のまま電気代を節約するなら、省エネな電気温水器「エコキュート」に交換するのがおすすめです。

設置費用や設置スペースを考慮する必要もありますが、ガスや灯油へ熱源を変更することも検討してみてください。

 

札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

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