電気温水器が水漏れ!原因や対処法についてご紹介!
2023.09.25 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
電気温水器のトラブルの中で、比較的多いのが水漏れです。
少しだからと放置すると、重大な故障につながったり、漏電などの危険を招いたりする可能性もあるため、早めに対処することが大切です。
そこで今回は、電気温水器の水漏れについての対処法を解説します。
水漏れの原因や修理費・買い替え費用についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
電気温水器の水漏れの原因は?
電気温水器は、電熱ヒーターを利用して、お風呂やキッチン、洗面所などで使うお湯を沸かす給湯器です。
電気温水器から水漏れしている場合、どのような原因が考えられるのかご紹介していきます。
水漏れの原因①経年劣化による部品の破損
電気温水器を長年使用していると、部品が劣化し破損することがあります。
特に接続部分のゴムパッキンなどは消耗品なので、年数が経つと、劣化により隙間から水漏れが発生しやすくなります。
水漏れの原因②逃し弁・減圧弁の故障
電気温水器には逃し弁と減圧弁があります。
これらは、貯湯タンクの圧力を逃すために必要なものです。
逃し弁は、電気温水器の貯湯タンクの圧力が高くなると安全を守るために圧力を逃し、減圧弁は水道水の圧力を下げる役割があります。
逃し弁や減圧弁にトラブルが発生すると、逃し弁から水漏れが発生することがあります。
水漏れの原因③配管や貯湯タンクの破損
配管や貯湯タンクに穴が空いて水漏れするケースもあります。
2000年以前に設置された電気温水器は、内部で銅配管を使用している機種が多いです。
排水から上がってくる酸性のガスによって腐食すると黒く変色し、ピンホール(穴)によって配管から水漏れを起こしてしまう事例があります。
冬場に電気温水器を長い期間使用しないでいると、配管やタンクの中の水が凍結して、配管やタンクが破損してしまい、そこから水漏れしてしまうことも。
電気温水器のお湯の減りが早いと感じたら、貯湯タンクが破損して水が漏れているかもしれません。
電気温水器のお湯の減りが早い原因についてはこちらのコラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る原因は?対処法を解説!
水漏れの原因④施行不良
配管の接続部などの施工不良により、数年程度で水漏れが発生することがあります。
施工業者に連絡して修理を依頼しましょう。
施工側のミスの場合は、無償で対応してもらえることもあります。
電気温水器が水漏れしたときに確認すべきことと対処法
電気温水器の水漏れは、放置していると重大な故障につながったり、水道代や電気代が高くなったり、漏電を起こして火災の原因になったりする可能性があります。
すぐに使用を中止して、早期に対処することが大切です。
電気温水器から水漏れを発見した際は、まずエラー表示・水漏れ箇所の確認を。
水漏れが起きている場合、給湯器のリモコンにエラー表示が出ている可能性があります。
ただし、漏電を感知してブレーカが落ちている場合など、リモコンの電源が切れてエラーコードが確認できないケースもあります。
また、水漏れ箇所を確認しましょう。
水漏れ箇所がはっきりとわかり、専門業者へ詳しい状況を伝えることができれば、その後の修理や交換もスムーズに進めることができるでしょう。
特にチェックすべきなのは、部品の接続部や配管、減圧弁、逃し弁、貯水タンクなど。
感電の恐れがあるため、必ず電源を切ってから行なってください。
電気温水器に水漏れが起きたときの対処法
状況が確認できたら、応急処置を施したり、修理、買い替えを検討することになります。
①水漏れを一時的に止める
応急処置になりますが、水漏れ箇所を確認したら、給水バルブを閉めてください。
給水バルブがわからない場合は、水道止水栓を閉めると一時的に水漏れが止まります。
しかし、水漏れ箇所によっては水漏れが続く場合があります。
②専門の業者に修理を依頼する
持ち家一軒家にお住まいで、メーカー保証期間が残っている場合はまずはメーカーに連絡しましょう。
ほとんどの場合、無償で修理してもらうことができます。
保証期間外の場合は、設備の専門の業者に依頼します。
マンションや賃貸住宅にお住まいの場合は、まずは管理組合や管理会社、大家さんに連絡しましょう。
購入したマンションでも、管理組合で指定の業者が決められていることがあります。
賃貸の場合、入居時から取り付けられている電気温水器の修理やメンテナンス、買い替えの責任は貸主側にあるため、原因にもよりますが費用も貸主側が負担することがほとんどです。
勝手に修理交換を進めてしまうと、トラブルに発展してしまう可能性もあるため注意しましょう。
③電気温水器の買い替えを検討する
一般的な電気温水器の寿命は、定期的なメンテナンスをしている場合で、15年程といわれています。
電気温水器は、オール電化のブームにより、2006年(31.9%)頃から採用率が急激に高くなり、2009年頃をピーク(54.1%)に、2014年には25.3%、2022年は7.1%まで低下しています。
現在電気温水器の故障にお悩みの方がご使用中の機器については、設置から10年以上(標準使用年数)を超えている可能性が高く、修理部品などのメーカー保有期限も10年程となっているため、部品が無くて修理できないケースも多いです。
寿命が近い電気温水器は劣化が進み、修理をしてもすぐに故障してしまう可能性が高いため、ご使用の電気温水器が設置から10年近く経っていて不具合が起きている場合は、電気温水器の買い替えも検討してみましょう。
暖房給湯一体型の電気温水器をご使用の場合は、同じタイプがないため、どのようなタイプにするのか早めに検討しておくことをおすすめします。
あわせて、給湯器の熱源の変更も検討してみてはいかがでしょうか。
熱源を電気から灯油やガスに変更することで、今後の電気代の値上がりや生活スタイルによっては光熱費が安くなる場合もあります。
また、暖房給湯のどちらかだけを電気から灯油やガスに変更したり、電気を継続したまま、省エネタイプへ変更したりすることもできます。
電気・灯油・ガスどの場合でも省エネタイプの暖房・給湯器が人気です。
ランニングコスト(光熱費)の試算や交換費用の見積もりを比べて検討することをおすすめします。
電気温水器の買い替えを行う場合の給湯器機や熱源の選択肢には次のようなものがあります。
札幌ニップロの事例もあわせてご紹介します。
【選択肢①】電気を継続する
暖房ボイラー+給湯器、もしくは近年の電気代高騰により、省エネ性能が高いエコキュート+高効率のヒートポンプ暖房の組み合わせがおすすめです。
★札幌ニップロの事例:電気温水器からエコキュートへ交換
【選択肢②】ガスに変更する
暖房給湯一体型の省エネ性能が高いエコジョーズがおすすめ。
都市ガスの地域外の場合は、ガスのエコジョーズと電気のヒートポンプを組み合わせたハイブリット暖房などもおすすめです。
★札幌ニップロの事例:電気温水器からガス給湯器(エコジョーズ)
【選択肢③】灯油に変更する
従来ボイラーの導入の他、省エネ性能が高いエコフィールの導入も選択肢の一つとなります。
★札幌ニップロの事例:電気温水器から灯油給湯器へ交換
札幌ニップロでは、オール電化から灯油・ガスへの切り替えにお悩みの方に、現在の設置状況に合わせたご提案をさせていただいています。
光熱費シミュレーション・機種選び・施工・アフターサービスまで全てサポートします。
お気軽に札幌ニップロまでお問い合わせください。
電気温水器が水漏れしたときにかかる修理・交換費用はどのくらい?
電気温水器の水漏れで故障した際の修理費用や交換費用はどのくらいかかるのでしょうか。
電気温水器の修理・交換費用の相場をご紹介します。
電気温水器が水漏れした場合の修理代
電気温水器が水漏れした場合の修理代の目安は以下のとおりです。
- 減圧弁・逃し弁の故障【3万円〜】
- 配管接続部からの水漏れ【2万円〜】
- 貯水タンクからの水漏れ【5万円〜】
- パッキンの劣化【2.5万円〜】
修理費用は、部品代と工事費を合わせて5万円程度が目安です。
修理費用は電気温水器のメーカーや機種によっても異なります。
電気温水器の交換費用
電気温水器の買い替え費用はメーカーや機種によって変わりますが、本体購入費と工事費用を合わせた相場は40万円前後です。
エコキュートに交換する場合、本体価格・設置費用の相場は、70~80万円程度となり、電気温水器よりも高くなりますが、毎月の電気代を抑えることができるので、長く使うほどお得になります。
電気温水器の水漏れで水道料金・電気料金の負担が増える場合も
電気温水器から水漏れが発生していると、水道料金と電気代が高くなります。
気が付きにくい箇所で水漏れが発生している場合は、水道料金が高額になっていて水漏れに気づくことも。
水道代や電気代がいつもより高額になっているときは、電気温水器の水漏れを疑ってみましょう。
電気温水器の水漏れは早急に対処を!買い替えも検討しよう
電気温水器の水漏れは、重大な故障につながったり、漏電を起こして火災の原因になったりと大きなトラブルにつながる可能性があるため、早期に対処することが大切です。
電気温水器は、部品の劣化、施工不良、逃し弁の故障、配管やタンクの凍結などさまざまな原因によって水漏れを引き起こします。
すぐに使用を中止して、専門の業者に修理を依頼しましょう。
寿命が近い電気温水器については買い替えを検討してみましょう。
故障や寿命を機に、熱源の見直しもおすすめです。
熱源を電気から灯油やガスに変更することで、今後の電気代の値上がりや生活スタイルによっては光熱費が安くなる場合もあります。
電気・灯油・ガスどの場合でもエコキュートやエコジョーズなど、省エネタイプの暖房・給湯器が人気です。
熱源の切り替えや給湯・暖房機器の交換・メンテナンスに関するご相談は札幌ニップロでも承っております。
札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!
※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!