セントラルヒーティングの不凍液の交換時期は?交換の目安や費用も
2024.03.24 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
セントラルヒーティングの不凍液、交換してますか?
もしかして「不凍液って何?」「ずっと使えるんじゃないの?」と思われている方はいらっしゃらないでしょうか…。
結論を先に申し上げますと、不凍液は交換が必要です!
今回は不凍液の適切な交換時期や不具合のサイン、交換料金の目安についてご紹介します。
目次
セントラルヒーティングの不凍液は交換しないとどうなる?
セントラルヒーティングの不凍液には、配管を守る防錆剤が配合されていますが、約3年で徐々に成分が劣化していきます。
防錆効果が落ちることにより、配管やパネルヒーターの内部がサビてしまうことも。
サビが不純物となって配管内を循環すると、内部がつまったり、温まりに影響がでてしまいます。
劣化が進んでしまって暖房効率が落ちてしまうだけでなく、最悪の場合は配管が破損してしまうこともあります。
配管やパネルヒーターに不具合が出てしまった時がなかなか大変なのですが、パネルヒーター本体からの液漏れは修理ができないケースが多いのです。
修理ができないということは、必然的に交換という選択になりますので、結果的にかなりの費用がかかってしまいます。
ボイラーのポンプが故障してしまうこともあり、不凍液が古くなっているといろんな場所に不具合を出してしまいます。
ちなみに交換したての不凍液はこんな感じ。
交換を怠ると、錆などの不純物が蓄積して汚れてしまいます。
こうなる前に定期的に交換しましょう!
セントラルヒーティングの不凍液の交換時期は?交換のサインも
セントラルヒーティングの不凍液の交換目安は3年に1回、最低でも4年に1回の交換が目安です。
交換時期でおすすめなのは、暖房のシーズンオフ!
春先から夏に不凍液交換を済ませておけば、安心して次の暖房シーズンを迎えることができますよ。
セントラルヒーティングは1年に1回のボイラーの保守点検も受けたほうが良いので、システムの状態を確認してもらいつつ、その際に不凍液の交換も済ませてしまいましょう。
交換の目安は3~4年に1回ですが、それ以外で交換が必要な故障のサインもあります。
それは「パネルの一部が暖まらないとき」です。
パネルの一部が暖まらないときにはいくつか原因があり、異物や空気の混入などが考えられます。
セントラルヒーティングの暖房専用水は水と不凍液を混ぜているため、水に溶けている溶存酸素が出て、空気を発生することがあります。
サーモバルブを全開にしても暖まらないときは専門業者へ相談しましょう。
札幌ニップロにもお客様から「パネルからシューシュー音がする、チョロチョロ水のような音がする」といったご相談が寄せられます。
これも空気の混入によるもので、機器やシステム故障などではありませんので短期間であれば問題ありません。
ただ、この現象が長期間にわたると、パネルの一部が暖まらないなどさまざまな不具合につながります。
こういった症状があれば、お早めにご相談ください!
札幌ニップロでは、それぞれのご家庭に合わせて理想的な暖房のご提案やメンテナンス・アフターケアも行っております。
お気軽にご相談・お問い合わせくださいね!
セントラルヒーティングの不凍液交換の料金はいくらくらい?交換方法は?
セントラルヒーティングの不凍液交換料金は、不凍液の種類によっても金額が変わります。
パネルヒーター10台以内の基本料金について
標準タイプの不凍液に交換した場合の費用目安は税込41,800円です。(3-4年毎の交換頻度)
長寿命タイプの不凍液に交換した場合の費用目安は税込93,500円です(10年毎の交換頻度)
金額に含まれる作業内容などとしては、使用済み防錆不凍液廃棄処分費・新規防錆不凍液・入替作業・システム圧力調整・エア抜き・試運転です。
長寿命タイプの場合は、交換する一時的な費用は高額になりますが、長く使用ができるメリットがあります。
※ 設置状況によっては追加費用が発生するケースもありますので、不凍液交換の費用についてはお気軽にお問い合わせ下さい。
ボイラーの機種や床暖房の設置状況、パネルの枚数が10枚を超える場合など、設置条件も考慮してお見積りします。
お見積もりやお問い合わせはこちらからご連絡ください。
お電話でのお問い合わせ(0120-101041)もお気軽にどうぞ!
交換の手順は以下の通りです。
- 古い不凍液を抜く
- パネル・配管内を洗浄
- 水を捨てる
- 新しい不凍液を入れる
- 不凍液の圧力を調整する
- エア抜きをする
- 試運転をする
所要時間は90~180分となっています。
不凍液交換費用が高いと思われるかもしれませんが、もしパネルが不凍液による配管の破損でダメになれば1枚約10万円の出費です。
不凍液の交換をすることでボイラーを長持ちさせる効果があるなど、長い目で見れば維持費の軽減につながります。
また、ボイラーの保守点検についても、人間でいうところの健康診断と同じ!
1年に1回は受けて、ベストな状態を保つようにしたいですね。
札幌ニップロでは暖房器具のメンテナンスも行っています。
例えばセントラルヒーティングの保守点検では、セントラルヒーティングに関わるすべての項目の診断だけでなく、ボイラーの内部清掃もセットになっています。
ボイラーを長持ちさせるためにも、ぜひ定期点検を行ってくださいね!
セントラルヒーティングの不凍液の交換時期は3~4年に一度が目安
セントラルヒーティングの不凍液には防錆剤が入っており、配管内を循環するときに配管をコーティングしてくれる役割もあります。
ただ、2年目以降は防錆効果が徐々に薄れてしまうので、古い不凍液を使い続けると配管が劣化しやすくなってしまいます。
また、暖房効率が落ちてしまったり、ボイラーに不具合を起こしてしまったりと暖房機器全体に影響を与えてしまうことにも。
不凍液の交換は3年に1回が目安!できれば4年に1回は交換がおすすめです。
パネルの一部が暖まりにくいなどの不具合が見られる場合は、交換時期でなくても業者にご相談ください。
不凍液の交換費用は、札幌ニップロの場合だとパネル10台以内で税込37,400円から。
ボイラーや配管、パネルが破損してしまうとかなり高額の修理費用がかかってしまいますので、こまめな不凍液の交換と保守点検でベストコンディションを保ちましょう!
お見積もりやお問い合わせは札幌ニップロへお気軽にどうぞ!