後悔しないエアコンの選び方!事前にチェックするべきポイントも
2020.09.07 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
最近、北海道でも取り付けることが増えてきたエアコン。
エアコンにも色々な種類があり「どれを選んだらいいのかわからない!」と迷ってしまいますよね。
エアコンはどのメーカーもさまざまな工夫を凝らしていて、機能は一通り揃っていることがほとんど。
どれを選んでも失敗は少ないのですが、できればぴったりの一台を選びたいですよね。
そこで今回は、エアコンの選び方について徹底解説していきます!
目次
エアコンの選び方のコツは?
エアコンの選び方には、ポイントがいくつかあります。
①畳数をチェック
エアコンには、使用する部屋の目安である畳数があります。
目安の畳数より小さな部屋ではエアコンが効きすぎてしまったり、逆に畳数を超える部屋で使うと、エアコンが効きにくかったり。
エアコンに負担がかかって寿命を縮めてしまう原因にもなります。
ちなみに、目安の畳数は「冷房」と「暖房」とでは畳数が異なります。
一般的に外気温との差が大きいときに使用する方がエアコンのパワーが必要なため、暖房使用時の方がエアコンに負荷がかかります。
そのため、目安の畳数は暖房使用時の畳数に合わせて選ぶのがオススメです。
②省エネ性能をチェック
エアコンは電気代がかかりやすい家電だからこそ、省エネ性能が高いと節電効果が上がります。
省エネタイプを選ぶコツは「APF」の値を見ること。
APFとは「通年エネルギー消費効率」を指し、数値が大きいほど省エネです。
エアコンの節電につながる使い方は「エアコンは使い方次第で節電できる!使い方のコツをご紹介!」でも詳しく解説しています。
③寒冷地ならではの視点もチェック
北海道などの寒冷地では「寒冷地仕様」のエアコンを選ぶことも重要なポイントです!
寒冷地仕様のエアコンの特徴には、以下のようなものがあります。
・外気温が0℃以下でも強力に温める暖房能力がある
・室外機の底板にヒーターが搭載されており、冬の凍結を回避したり霜をつきにくくしたりする
寒冷地で気をつけたいのが「積雪」です。
寒冷地仕様のエアコンなら、架台・防雪フードとの組み合わせにより積雪にも強い機能を発揮します。
また、カタログに掲載されているエアコンの能力や目安畳数は関東を基準に考えられているため、寒冷地では希望の温度なども購入する店舗などで相談すると良いでしょう。
エアコン選びの前に!場所や環境も要チェック
エアコンを選ぶ前に、エアコンが設置できるかどうかもチェックすることが大事。
買ったはいいが、いざ設置しようとしたらサイズが合わなかった!ということもあります。
エアコンの設置場所や周りの環境の面で、確認しておきたいポイントをまとめました。
買う前に以下の点をチェックし、「どの部屋を涼しくしたいのか暖かくしたいのか」「どれくらい涼しく、暖かくなればいいのか」という点も話し合っておきましょう。
①エアコン設置場所
エアコンを室内に設置するとき、天井まで7cm以上、左右はそれぞれ5cm以上空けておく必要があります。
また、エアコン本体のサイズは大丈夫でも、運転時にエアコンの羽が開いてカーテンレールや家具に引っ掛かってしまうことも。
エアコンの下は10cm程度空いている方がベストです。
設置する場所の近くにコンセントがあるか、配管用の穴があるか(または穴をあけられるか)も確認しましょう。
エアコンの設置場所についてはこちらの記事も参考にして下さい。
→ エアコン室内機・室外機に最適な設置場所は?具体的な場所や条件を解説
②室外機設置場所
室外機の設置では、前方25cm以上、後方5cm以上、左右10cm以上のスペースが必要で、配管がある側は30cm以上空けておかなければなりません。
また、エアコンの室外機が隣家の窓に面してしまうと、エアコン使用時に隣家に室外機の風がかかってしまい、熱風や騒音でトラブルに発展する可能性もあるため注意しましょう。
③契約電気容量
エアコンを使用するには契約アンペア数30A以上必要です。
④コンセントの形状
エアコンによってはプラグの形が異なります。
専用コンセントがあり、形状が対応していれば標準工事内で済みますが、形状が異なると取付工事にオプション料金がかかることがあります。
エアコンの選び方として「自分に必要な機能」があるかが大事
エアコンは、各メーカーが毎年新しい商品を出してくる商品です。
また、メーカー内でも複数のグレードがあり、異なる魅力的な機能がたくさんあります。
そのため、エアコンについて調べていると情報がたくさん出てきてしまい、機種選びに迷いが出てきて選べなくなってしまう方が多いようです。
そこで、エアコンを含む設備取り替え(リフォーム)を行っている札幌ニップロが、エアコンの選び方で提案したいポイントが「事前にエアコン機能の種類を知り、自分にとって必要な機能を決めておくこと」です!
最近のエアコンは、冷房、暖房、除湿機能が付いているのは当たり前になっています。
そのため、それ以外に必要とする機能を決めておくと、優先順位がつけやすくなります。
以下は実際に札幌ニップロが現場で聞き取った声から判断した、必要機能を選ぶ際にチェックしたい項目についてまとめたものです。
・好きなブランド(メーカー)
・予算
・冷房として使いたいか
・冷房として使うときに風が苦手に感じないかどうか
・北海道の真冬(氷点下)でも使用したいか
・冷房のみの機能だけあればよいのか(暖房機能は不要)
・エアコン内部の状態維持機能があるか
・換気も同時にしたいか
・スマートフォンと連動して操作が可能か
・空気の質を向上させる機能(ウイルス対策など)がある
・節電(省エネ性能)効果はどうか
・お手入れ方法は簡単か
・自動お掃除機能は付いているか
たとえば「お手入れは楽したいから、自動お掃除機能付きで冷房も暖房も使いたい」「リビングで使うから省エネ性能も高い方がいい」「直接風が当たるのは苦手だから人感センサー付きは絶対!」というのであれば最上位モデルがおすすめです。
「冷房だけ使う予定で、普段はあまり使わない部屋に付ける」といった場合は冷房機能のみのエアコンで十分でしょう。
ご家庭に必要な機能を取捨選択し、優先順位をつけることで、たくさんのエアコンの中からご家庭にピッタリな一台を見つけることができますよ♪
エアコンのメーカーの選び方。各メーカーにはどんな特徴が?
人気の高いエアコンメーカーの中から、それぞれのメーカーのエアコンの特徴について簡単にご紹介します。
ダイキン
空気清浄機も人気のダイキンは空調に強いのが特徴です。
加湿や除湿もでき、快適な湿度に調整できる機能を搭載。
サーキュレーション気流で、部屋全体を早く快適な温度に設定してくれます。
日立
熱交換器をあえて凍らせて霜をつけ、一気に溶かすことで汚れを洗い流す「凍結洗浄」がある「白くまくんシリーズ」が有名な日立。
汚れに強いので、油汚れが発生しやすいリビングにもオススメです。
「くらしカメラAI」搭載機種なら、人や家具の位置を判断し、空調を制御します。
富士通ゼネラル
AIが学習して快適な環境を作り続ける「nocria(ノクリア)」シリーズが人気。
最新機能のアップデートを購入後も自動で行います。
スマホとの連動など、近未来的な雰囲気を感じさせるメーカーです。
PM2.5対応可能な「プラズマ空清」など、空調機能も妥協しません。
シャープ
「プラズマクラスター」で有名なシャープ。
アレルギー物質・花粉・ウイルスなどの作用を抑え、除菌、脱臭、美肌に効果が期待できるプラズマクラスターを全モデルに搭載しています。
エアコン内部の汚れも抑制し、きれいな風を生み出します。
パナソニック
「ナノイーX」でカビを抑制し、お手入れの手間を減らしてくれます。
たまったゴミを自動で外に排出する「フィルターお掃除ロボット」搭載モデルもあり、お手入れが楽なのが特徴です。
東芝
「大清快」シリーズは、エアコンでは唯一PM2.5よりも小さいPM0.1の除去効果が確認されている空気清浄機機能と、冷房の風が苦手な方にオススメの「無風感冷房」にこだわっています。
東芝独自のダストボックスもあり、お手入れが楽なのも特徴です。
コロナ
最低限必要な機能を揃えたシンプルなモデルが多く、低価格帯のコロナ。
日本製で安心、空調メーカーならではの高い技術力が魅力です。
凍結防止ヒーター搭載で外気温-25℃でもしっかり温めてくれる寒冷地に強いエアコンや、冷房のみのシンプルなエアコンなどシリーズも豊富です。
エアコンの選び方で大切なのは使い方を明確にしておくこと
エアコンは毎年アップグレードされ、機能はもちろん省エネ性能もどんどん良くなっています。
機能もたくさん付いていて、どんなものを選べばよいのか迷うのも当然です。
ニップロでは、機種選びのアドバイスから新規設置工事・入替工事まで、親切丁寧をモットーに対応しております。
1件1件のご家庭にあったアドバイスができるよう心がけておりますので、お困りの際はぜひご相談下さいね。
そして機種選びには、優先順位をつけることが大切です。
冷房の風が苦手な方にはAIや人感センサー付きで、優しい気流のものを選ぶなど。
必要としている機能と不要な機能を相談しておくと、ご家庭にぴったりの一台を見つけることができますよ!
寒冷地エアコンのことなら札幌ニップロにおまかせください!
エアコンだけでなく、給湯ボイラー、トイレ、ビルトインコンロなど、さまざまな設備の取り替えを承っています。