追い焚きとお湯はりはどっちが安い?追い焚きの衛生面や節約のコツも

2024.06.30 UPDATE

追い炊きとお湯はりどっちが安い?

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

家族みんなが温かいお風呂に入浴できるように、追い焚き機能などを利用している方も多いと思いますが、追い焚きとお湯はりはどっちが安いかという質問をよくいただきます。

入浴は毎日のことなので、できるだけ節約したいですよね。

 

そこで今回は、「お風呂の追い焚きとお湯はりはどっちが安いか」についてお話していきます。

追い焚きの仕組みや衛生面などもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

追い焚きの仕組みとは?

まずは、お風呂の追い焚き機能についてご紹介します。

 

追い焚きは、スイッチを押すだけで浴槽のお湯を設定温度に温め直してくれる機能で、オートタイプやフルオートタイプの給湯器についています。

 

追い焚きには下記の2種類があります。

  • 自然循環方式:2つの穴があり、一方の穴から冷めたお湯を吸い込んで温め、もう一方の穴から熱いお湯を出す
  • 強制循環方式:1つの穴から冷めたお湯を吸い込んで温め、熱いお湯を出す

 

なお、強制循環方式でも、穴が2つあるタイプもあります。

 

追い焚きのメリットは、冷めたお風呂のお湯をスイッチ一つで気軽にお湯を温め直すことができることです。

家族が複数人いる場合や、一人暮らしの方で冬にお湯が冷めてしまった場合などでも、すぐにお湯を温め直せるので便利です。

 

 

追い焚きとお湯はりはどっちが安い?

では、お風呂のお湯を温め直したいときは、追い焚きとお湯はりはどっちが安いのでしょうか。

 

下記の条件の場合における、追い焚きとお湯はり(蛇口からお湯を入れる場合)にかかるコストを見ていきましょう。

  • 1Lあたりの上下水道代:0.2円、プロパンガス単位料金:506円/m3(ガス燃焼量24,000kcal/㎥、熱効率95%)
  • 湯量:200L
  • 湯温:40℃
  • 水道水の水温:11℃
  • 浴槽の残り湯の水温:16℃

 

追い焚きの場合

【ガス代】

湯量200L ×(湯温40℃ – 残り湯の水温16℃)÷(ガス燃焼量24,000kcal × 熱効率95%)× プロパンガス単位料金506円 =ガス代約 62円

 

お湯はりの場合

【ガス代】

湯量200L ×(湯温40℃ – 水道水11℃)÷(ガス燃焼量24,000kcal × 熱効率95%)× プロパンガス単位料金506円≒ ガス代約128円

 

【水道代】

湯量200L ×1Lあたりの上下水道代0.2円=水道代40円

 

【合計金額】

ガス代約128円 + 上下水道代40円 =約168円

 

残り湯や水道水の水温によって、ガス代は変わりますが、浴槽の残り湯が、水道水の温度より温かいときは、ガス代でいうと追い焚きの方が節約できます。

 

ただし、お湯はりが自動で行える場合は、自動お湯はりのほうが、追い焚きに比べて、熱効率が高いため、ガス代が安くなります。

また、同じ水温と湯量で比較すると、追い焚きよりも自動湯はりのほうが早くおふろが沸きますよ。

 

なお、次の人が時間を空けて入る場合、1~2時間程度の時間であれば、手動で追い焚きをするよりも自動保温が効率的だといわれています。

 

 

追い焚きは衛生面に注意!

お風呂

追い焚きの衛生面が気になるという方も多いかもしれません。

当日のお湯ならそこまで気にならなくても、翌日以降も浴槽のお湯を活用して追い焚きをした場合、衛生面はどうなのでしょうか。

 

実は、翌日の残り湯には大量の細菌が繁殖しています。

特に夏はお湯の温度が下がりにくいため、細菌にとって繁殖しやすい環境になり、より衛生面では気をつける必要があります。

 

なお、場合によっては、肺炎症状などを引き起こす恐れがあるレジオネラ菌が繁殖する恐れも。

翌日以降に残り湯を追い焚きして使用することは避けましょう。

 

 

追い焚き・お湯はりのガス代を節約するには?

お風呂の追い焚きやお湯はりでガス代を節約するには、浴槽のお湯の温度を下げないということがポイント。

 

家族が複数人いる場合は時間を空けずに入浴したり、上がるたびにきちんと浴槽のふたを閉めたりすると、お湯が冷めにくいです。

お風呂のふたを活用し、沸かしたらなるべく続けて入浴しましょう!

 

また、浴槽の湯量は少なめにするのがおすすめです。

水道代を抑えられるのはもちろん、追い焚きをする際に必要なガスの量が少なく済むため、ガス代の節約になりますよ。

 

なお、ガス代が高いと感じているなら、ガス会社を切り替えることで安くなる場合もあります。

 

 

追い焚きとお湯はりがどっちが安いかは水温や機能による

追い焚きは、スイッチを押すだけで浴槽に入っているお湯を設定温度に温め直してくれる機能で、自然循環方式と強制循環方式があります。

 

追い焚きとお湯はりはどっちが安いかというと、残り湯や水道水の水温によって、ガス代は変わってきます。

浴槽の残り湯が、水道水の温度より温かいときは、ガス代でいうと追い焚きのほうが節約できます。

 

ただし、お湯はりが自動で行える場合は、自動お湯はりのほうが、追い焚きに比べて熱効率が高いため、ガス代が安くなりますよ。

 

なお、翌日の残り湯には大量の細菌が繁殖しているため注意が必要です。

場合によっては、肺炎症状などを引き起こす恐れがあるレジオネラ菌が繁殖する恐れもあるため、翌日以降に残り湯を追い焚きして使用することは避けましょう。

 

風呂の追い焚きやお湯はりでガス代を節約するには、時間を空けずに入浴したり、上がるたびにきちんと浴槽のふたを閉めたりするなど、浴槽のお湯の温度を下げないということがポイント。

 

また、浴槽の湯量は少なめにしたり、ガス会社を切り替えたりすることで安くなる場合もあります。

 

給湯器・ボイラーの交換・メンテナンスに関するご相談は札幌ニップロでも承っております。

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岡元 章雄(オカモト アキオ)

約15年、札幌ニップロでセントラルヒーティングの新築施工管理業務に携わってきました。施工がスムーズに行えるよう工程の管理や新規営業活動等を行っています。様々な立場の人と打合せを行いながら進める業務ですが、初心を忘れず謙虚な姿勢を心がけて対応します。

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