雪解け後はダクトや住宅の傷みを要チェック
2019.03.12 UPDATE
雪解けの季節、北国に住む私たちには忘れてはいけない“住まいの掃除”があります!それは、屋根の排水溝「ダクト」の掃除です。
屋根のダクト掃除は必須?
北海道の住宅は、屋根に積もった雪を下に落とさずに溶かして処理する「無落雪屋根」が非常に多いです。無落雪屋根は「M」字型になっており、屋根の中央にたまった水を流す排水用の溝がついています。この溝部分が「ダクト」です。屋根の上で溶けた水は屋根の真ん中にある樋を通ってダクト(排水溝)に流れます。しかし、ダクトに風で飛んで来た葉やゴミなどが詰まると、溶けた雪や雨水が下に落ちずプール状態になってしまい、屋根を傷めてしまう原因に。
ダクトの汚れが住宅を傷める原因になることも
屋根がプール状態になると、屋根だけではなく、建材のつなぎ目から水が住宅の内部へ染み込んでいき、その結果雨漏りが起こってしまう場合もあります。そうなると、部屋に水がしたってしまったり、壁や柱に水が染み込んでしまったりと、住宅全体を傷めてしまうことも。
このような事態になる前に、雪解け後と積雪前の年2回は屋根のダクト掃除をするよう心がけておきましょう。