部屋干しの洗濯物を早く乾かすポイントは?干し方のコツをご紹介
2022.03.30 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
部屋干しは天候に左右されず、取り込む時間も気にしなくていいので、取り入れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「なかなか洗濯物が乾かない」「嫌な臭いがする」など部屋干しだからこその悩みもあります。
外干しのように、カラッと早く乾かせられたら嬉しいですよね!
今回は部屋干しの洗濯物を早く乾かす効果的なポイントや干し方のコツ、部屋干しのメリットをご紹介します!
目次
部屋干しが乾きにくいのはなぜ?洗濯物を早く乾かすポイント
部屋干しは、外干しのようになかなかカラッと乾きにくいですよね。
特に雨の日は、部屋干しすると部屋がジメジメしたり、嫌な臭いがしたり…。
部屋干しの洗濯物が乾きにくい原因と嫌な臭いの原因は何なのでしょうか。
臭いについては、洗濯で落としきれなかった汚れを餌に菌が増えることが主な原因です。
外干しより乾きにくく、雑菌の繁殖に必要な水分が洗濯物に長く残っているからと考えられます。
汚れをしっかり落とす、洗剤を部屋干し用にする、衣類の量を減らすなどで防ぐことが可能です。
洗濯物が早く乾かずに、湿った状態で放置しておくとカビが生えることもあります。
解決するためにも、洗濯物が乾かない原因とともに早く乾かすポイントも見ていきましょう。
洗濯物が乾かない原因
室内で洗濯物が乾きにくいのには、主に3つの原因があります。
①部屋の湿度が高い
空気中に水分が多いと湿度が高い状態となり、洗濯物の水分がなかなか蒸発しません。
そのため、洗濯物が乾きにくくなります。
②室温が低い
夏は洗濯物の乾きが早いのに、冬はなかなか乾かないですよね。
それは気温も洗濯物の乾きに関係しているからです。
そのため、室温が低いと洗濯物は乾きにくくなります。
③空気の流れが悪い
部屋を閉め切っていて換気が悪く、干した洗濯物同士が密着していると、空気の流れが悪いため洗濯物が乾くのに時間がかかります。
洗濯物を早く乾かすポイント
部屋干しでも、より早く乾かす方法をご紹介します。
①洗濯物の水分量を減らす
一般的に洗濯機の自動運転の脱水は1回ですが、早く洗濯物を乾かしたいときは、脱水を2回するのがおすすめです。
ただし、脱水回数が増えると服も傷みやすいため、おしゃれ着などデリケート素材の洋服は避けましょう。
また、乾燥機の一番低い設定温度で5分ほど運転してから干したり、乾いたバスタオルを1枚一緒に入れることでも、通常より早く乾かすのに効果的です。
②風通しを良くする
ハンガーの間隔をこぶし1つ分くらい空けて洗濯物を干すと、風通しが良くなり、早く乾きます。
長い衣服を両端に、短い衣服を真ん中に干すアーチ干しも早く乾かすのに効果があります。
また、リビングの中央など、常に空気の流れがある場所に干すのも良いでしょう。
リビングは日当たりも良いので、太陽の光に当たるように干すと、臭いの元となる雑菌の繁殖も抑えることができます。
③天井近くの高いところに干す
湿度は低いところに集まるという性質があり、部屋の暖かい空気も上に集まる傾向があります。
天井に近めの高い場所に干すことでも、早く乾くことにつながります。
高さ調整が可能な昇降型の天井取り付けの室内物干しだと、楽に干せて空間も有意義に使えるのでおすすめです。
④周りの湿気を防ぐ
実は、ご家庭にある「新聞紙」も、湿気を取ってくれるアイテムになることをご存知でしょうか?
クシャクシャに丸めた新聞紙を、干した洗濯物の下にいくつか置くと余分な湿気を吸収してくれるため、早く乾きやすくなります!
部屋干しの洗濯物を早く乾かすには家電も効果的!
効率的に洗濯物を早く乾かすためには、家電に頼るのも1つの方法です。
ぜひ、以下の家電も試してみましょう。
除湿機・エアコンの除湿機能
湿度を下げる除湿器は、洗濯物を早く乾かすのにとても効果的です。
洗濯物の真下に除湿器をおいて、除湿機の風を当てましょう。
カラッと短時間で乾かすことができますよ。
洗面所やお風呂場で使用するときは、ドアを閉めて使うとさらに早く乾きます。
エアコンの除湿機能を使って風が直接当たるように干すのもおすすめです。
扇風機・サーキュレーター
扇風機やサーキュレーターを活用すると、部屋の空気を循環してくれるので、空気の通りが良くなります。
首振り機能を使って、洗濯物から1メートルほど離し、洗濯物全体に風を当てると良いでしょう。
アイロン・ドライヤー
洗濯後すぐにアイロンをかけてから干すと乾きが早くなり、アイロンの熱で臭いの元となる雑菌も減らしてくれます。
ただし、スチーム機能は使わないようにしましょう。
一枚だけ今すぐ乾かしたい!というときは、ドライヤーを使うと乾きが早いので便利です。
また、すべての建築物に設置が義務付けられている「24時間喚起システム」は、窓を開けなくても空気の入れ替えができます。
風通しがよくなり室内の空気がこもらないので、洗濯物の乾きやすさにも一役買ってくれます。
季節を問わず、空気の入れ替えを24時間ずっと続けてくれるので、おうちも人も健康的な暮らしを実現してくれますよ。
常にONにしておくのが基本なのでチェックし、換気口が汚れると換気扇が機能しなくなってしまうので、定期的に掃除も行いましょう。
換気設備の点検・掃除については、お気軽に札幌ニップロまでお問い合わせください!
部屋干しの洗濯物を早く乾かすには干し方にも注目!
干し方を工夫すると、洗濯物が乾きやすくなります。
パーカーを逆さまに干したり、布が重なり合っているポケットがついている服やズボンなどは裏返して干すと、風通しが良くなるので早く乾かせますよ。
シワを伸ばして干したり、間隔をあけて干すことも大事です。
タオルは風に当たる面が大きくなるように、ピンチハンガーなどに囲って干すと乾きが早いです。
100匀にもズボンを筒状に干せるハンガーや、パーカー専用のハンガーなど、部屋干しに便利なグッズが売っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また、最近はハンガーに一緒に吊るして湿気を吸収して乾燥を促してくれるシートや、窓枠に取り付けて日光を当てやすくする物干し竿など、乾燥を早めてくれる補助アイテムがたくさん登場しています。
部屋干しのメリットもチェック
乾きにくかったり嫌な臭いが発生したりとデメリットも多い部屋干しですが、メリットももちろんあります。
天候に左右されない
部屋干しは外出中に急に天候が悪くなっても、洗濯物の心配をする必要がありません。
また、取り込む時間も気にしなくて良いので、帰りが遅くなっても安心です。
ほこりやゴミ、花粉がつかない
外に干すと洗濯物に目に見えないほこりや花粉などがどうしても付着してしまいます。
花粉の多い時期や、PM2.5に注意が必要な日などは特に気になるでしょう。
部屋干しをすれば、外からの汚れを家に持ち込むことを防いでくれます。
衣類の色あせを防げる
太陽の紫外線は衣類を傷めたり、変色させてしまう可能性があります。
お気に入りのおしゃれ着やデリケートな素材のものは、衣類を長持ちさせるためにも部屋干しが安心です。
部屋干しで早く乾かすコツを押さえて一年中快適な洗濯を!
嫌な臭いを防ぐ方法や、早く乾かすコツがわかれば、部屋干しにはたくさんのメリットがあります。
脱水を2回して洗濯物の水分を減らす、ハンガーの間隔を空けて風通しが良くなるように干す、高い場所に干す、周りの湿気を防ぐなどの対策をとると、乾きが早くなりますよ。
干し方を工夫してみたり、除湿機などの家電も利用して、洗濯物をカラッと乾かしましょう!
毎日の家事である洗濯を、1年中快適にできたら嬉しいですね。
札幌ニップロは住宅設備のプロ!
換気設備のメンテナンスや点検・修理、交換などを行なっています。
換気設備のお悩みや検討なども、ぜひご相談くださいね!