洗濯物の黄ばみの原因は?黄ばみの落とし方と予防法も紹介!

2022.08.03 UPDATE

シャツの襟

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

洗濯物の悩みといえば、襟元や袖口などのなかなか落ちない「黄ばみ」。

毎日きちんと洗っているはずなのに、どうして黄ばんでしまうのでしょうか。

 

実は洗濯物の汗や皮脂汚れは毎日の洗濯では完全に落とし切ることができず、繊維の中にどんどん蓄積していっているのです。

 

今回は、洗濯物の黄ばみの原因について解説します。

自宅でできる黄ばみの落とし方や予防法も​詳しく​ご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

洗濯物の黄ばみの原因をチェック!

しっかりと洗濯しているにもかかわらず、なぜ洋服は黄ばんでしまうのでしょうか。

 

黄ばみの原因で1番多いのが、繊維の奥に蓄積された汗や皮脂などの汚れ。

この汗や皮脂汚れが酸化して、黄ばみとなってしまうのです。

 

洗濯物の皮脂汚れは、通常の洗濯洗剤では落としきれていないことがほとんどで、着用と洗濯を繰り返すことで汚れがどんどん蓄積するため、いつの間にか黄ばみが起きてしまいます。

特に夏場は湿気も多く、汗もかきやすいので黄ばみが発生しやすくなるでしょう。

 

また、洗剤が衣類に残ったまま時間が経過し、変色して黄ばむことがあります。

洗濯機の容量に対して洗濯物を詰め込みすぎたり、節水コースや時短コースを使っていると、すすぎが不十分で洗剤が落ちずに衣類に残ってしまい、黄ばみの原因になってしまいます。

 

直射日光に当たるところや湿気の多いところで服を保管していることでも、黄ばみが起こることがあります。

 

 

洗濯物の黄ばみの落とし方は?

洋服に黄ばみを見つけたらクリーニングに出す前に、自宅でできる汚れ落としを試してみてください。

 

部分的に黄ばんでいる場合

襟元や袖、脇など部分的に黄ばんでる場合は、洗濯機で洗う前に黄ばみの部分に直接漂白剤をつけてから洗濯機で洗うと、黄ばみが落ちやすいですよ。

 

それでも落ちない頑固な黄ばみにはつけおき洗いをしましょう。

手順は以下の通りです。

  1. 粉末の酸素系漂白剤(​過炭酸ナトリウム)、食器用洗剤、水を同じ割合になるように入れて混ぜる
  2. 混ぜたペーストを歯ブラシに取り、黄ばみに塗る
  3. 50度程度のお湯に浸けて冷めるまで放置する
  4. すすぎ洗いをして洗剤を落としてから、通常通り洗濯機に入れて洗う

 

全体的に黄ばんでいる場合

部分的な黄ばみを取る方法と同じように、ペーストを作って漬け込みましょう。

  1. 粉末の酸素系漂白剤、食器用洗剤、水を同じ割合になるように混ぜ、2リットル程度のお湯に溶かす
  2. その中に洗濯物を入れ、冷めるまで漬け込む
  3. すすぎ洗いをして洗剤を落としてから、通常通り洗濯機で洗う

 

粉末タイプの酸素系漂白剤は、ウールやシルクには使えません。

ウールやシルクには、生地を傷めにくい液体タイプの酸素系漂白剤を使用してくださいね。

 

生地によっては使用できない場合もあるので、必ず洗濯表示を確認してから行ってください。

 

部分洗いも全体のつけ置き洗いも、上記の方法で黄ばみが落ちて白くなりますよ。

 

なお、黄ばみ落としに使用する漂白剤は、必ず「酸性」のものを使ってください。

塩素系の漂白剤を使ってしまうと色柄物の色落ちしたり、生地が傷んでゴワゴワになってしまったりするおそれがあります。

 

 

洗濯物の黄ばみは予防することもできる!

洗濯物の黄ばみは、できてしまうと落とすのがとても大変です。

黄ばんでからお手入れするのではなく、黄ばまないように普段の洗濯を見直して、汚れをしっかり落とすよう心がけましょう。

 

洗濯物の黄ばみを予防する方法をご紹介していきます。

 

普段の洗濯方法を見直す

普段の洗濯方法を見直して、汗や皮脂汚れをきちんと落とすことが黄ばみ予防の基本です。

 

着用後はなるべく早く洗濯するようにしましょう。

洗濯物を長時間放置すると、汗や皮脂汚れの酸化が進んで頑固な黄ばみになってしまいます。

 

また、詰め込み洗いには注意しましょう。

洗濯機に入れる洗濯物の量が多すぎると洗浄力が発揮できず、繊維の奥に汚れが残ってしまいます。

容量の7割程度で洗うようにすると汚れがしっかり落ちるので、黄ばみの発生を予防できますよ。

 

洗剤が適正な量かどうかも、とても大切です。

洗剤が多すぎるとすすぎきれず衣類に残ってしまい、少なすぎると洗浄力がダウンしてしまい黄ばみの原因になります。

 

時短コースでは汚れが落ちにくい場合があるので要注意です。

 

すすぎ1回でOKの洗剤もありますが、ドラム式洗濯機だと少ない水で洗うので、汚れと洗剤をすすぎ1回で落とし切るのは難しい場合もあります。

すすぎ1回でOKの洗剤であっても、通常通り2回すすぐことで黄ばみを防ぐことができますよ。

 

洗濯のたびに襟や袖、脇の部分に漂白剤を直接​​塗布すると黄ばみにくくなります。

洗うたびに強い洗剤を使うと生地が傷むので、毎日の洗濯には液体の酸素系漂白剤がおすすめです。

 

衣類に直接汗を染み込ませない

汗を抑える制汗デオドラント剤を使用したり、汗とりパットや汗取りインナーなどを着用して、直接衣類に汗を染み込ませるのを防ぐと黄ばみを予防できます。

こまめに汗を拭き取るのも効果的ですよ。

 

ベビーパウダーや洗濯のりを使う

赤ちゃんに使われるベビーパウダーは、汗や皮脂を吸収してくれる効果があります。

ベビーパウダーをはたいてから服を着ると、繊維の奥に皮脂が入り込むのを防いでくれ、皮脂がついても洗濯時に簡単に落とすことができますよ。

 

また、洗濯のりをアイロン前にスプレーすると、生地の表面を覆ってくれて皮脂汚れがつきにくくなります。

 

 

洗濯物の黄ばみの原因は汗・皮脂・洗い残し!予防で白さをキープしよう

黄ばみの正体は、毎日の洗濯で落としきれなかった汗や皮脂汚れが酸化したもの。

洗剤が衣類に残ったまま時間が経ってしまうことも黄ばみの原因のひとつです。

 

頑固な黄ばみには粉末の酸素系漂白剤、食器用洗剤、水を同量入れて作ったペーストでつけおき洗いしてみてくださいね。

 

衣類の黄ばみは予防することもできます。

洗濯物を汚れたまま長時間放置しない、詰め込み洗いをしない、適正量の洗剤を使う、洗濯のたびに黄ばみやすい場所に漂白剤を直接塗る、などを実践して黄ばみを予防しましょう!

 

他にもベビーパウダーを衣類に塗布したり、洗濯のりで生地の表面を覆うと汗や皮脂汚れがつきにくくなりますよ。

 

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