体感温度の違いを知って快適に!夏と冬、湿度と温度の関係は?

2024.01.28 UPDATE

北海道は短い夏が終わったと思ったら、あっという間に寒い冬に突入。

室内温度は何度くらいがちょうどいいんだろう?と迷うことはありませんか?

快適で健康的な室内を保つためには、実は【湿度(しつど)】が重要なんです。今回は、快適に過ごすための温度と湿度の関係についてご紹介します。

湿度による体感温度の違い

湿度とは空気の中の水分の割合のこと。

実は、同じ温度でも湿度が異なると、体の感じ方も違います。

例えば湿度が高いときは暑く、湿度が低いときは寒く感じるので、室内を快適かつ効率的に保つためには温度だけではなく湿度も調節するといいですね。

夏と冬では、外気温や外の湿度の状況が異なるため、季節ごとの体感温度の違いも考慮しながら調整していく必要があります。

夏と冬のちょうどいい室温と湿度

霧吹き

冬の室内では、温度が18〜20℃、湿度は40〜60%が快適と感じる数値と言われています。

夏は外気温の影響もあり、快適な室温は25-28℃前後、湿度は50-60%くらいが理想とされています。

湿度が40%以下になると、目や肌、のどの乾燥を感じるだけではなく、インフルエンザウイルスも活動しやすくなります。

ただし、60%以上になると反対にダニやカビが発生するため、温度と湿度のバランスが重要になっていきます。

なぜ、湿度が高いと寒く感じないの?

湿度が低いときは、汗が蒸発しやすくなるので寒く感じやすいです。

反対に湿度が高いときは、汗が蒸発しづらいので体温が下がりづらくなります。

寒さに強い人と弱い人の特徴は?

寒さに弱い、寒がりさんの特徴

一般的に平熱が低い人は、熱を作りにくい体質なので、寒さに弱いといわれています。

日本人の平均体温は36.2℃と、欧米人と比べると低めなので、寒がりさんが多い傾向にあるのかもしれません!

他に、寒さに弱い人の特徴としては

筋肉量が少ない方

太っている

ホルモンバランスの影響

血行不良やストレス

などがあげられます。

基礎代謝による発熱が少ないと寒さを感じやすいため、運動による筋力の維持も大切ですね^^

寒さに強い、暑がりさんの特徴

平熱が高い人は、熱を体で作る力が強いということになります。

筋肉量が多い

太っている

ホルモンバランスの影響

があげられます。

筋肉量が多いと、基礎代謝量も多いため脂肪燃焼によって体温が高くなります。

女性よりも、男性が暑がりの傾向にあるのはこのような理由があるんですね。

また、太っている人は暑さにも寒さにも弱い傾向があります。

室内の湿度と温度を快適に保つポイント

湿度を調整する方法は?

効果的に湿度を保つには加湿器や除湿器の使用すると調整しやすいですね。

部屋の広さに合わせた機種を選んでいく必要がありますが、すべての部屋に設置すると購入代や、電気代もかかるのは事実。

加湿をする工夫としては、濡れタオルをかけたり、霧吹き使って水をカーテンや絨毯に吹きかけたりするのも効果があります。

エアコンや、FFストーブなどを使用していると室内の湿度ムラが気になることも。

サーキュレーションや扇風機などを使い、空気の循環によって対策することも工夫のひとつです。

シーンに応じて使用してみてはいかがでしょうか?

阿部 沙織(アベ サオリ)

札幌ニップロ株式会社でセントラルヒーティングに関する業務に携わっています。弊社で施工した暖房の新築工事のアフター点検業務を経て、現在は管理部で内勤業務を行っています。主に、暖房設備に関することや生活に役立つ知識について発信しています。
最近の趣味はボーリングとポケモンGO。ペットはキンカチョウと姫ウズラを飼っています。

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