トリプルガラスのメリット・デメリットを紹介!特徴を知り交換も検討を

2023.12.01 UPDATE

トリプルガラスの部屋

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

近年、光熱費の高騰による省エネ意識の高まりや断熱性能に優れた快適な住まいづくりの実現を求める中で、需要が増している「トリプルガラス」。

 

自宅の窓ガラスをトリプルガラスに交換することで、建物の断熱性能が高まり、夏は涼しく冬は暖かい快適な家づくりが叶います。

 

そこで今回は、トリプルガラスについて解説します。

トリプルガラスを導入するメリット・デメリットを詳しくご紹介しますので、窓ガラス選びの参考にしてください。

トリプルガラスとは?

トリプルガラスとは、3枚のガラスとその間の2つの空気の​層でできている複層ガラスのこと。

ガラスとガラスの間の2つの層には、空気やアルゴンガスまたはクリプトンガスが封入されています。

 

これまでの日本の住宅では、1枚板の単板ガラスの窓が最も普及していました。

単板ガラスは、ガラス1枚隔てた向こう側がすぐ外なので、熱の出入りがとても大きいです。

そのため、夏は暑く、冬は寒い窓になってしまっていました。

外と家の中の寒暖差が激しいことから、冬は窓に結露も起こりやすく、年間を通じて冷暖房にかかる光熱費も高くなりやすいという特徴があります。

 

このような寒暖差を、複数の空気の層で和らげてくれるのが、ペアガラスやトリプルガラスといった複層ガラスです。

 

ペアガラスは、2枚のガラスの間に空気層がある構造のガラスです。

空気の層は熱や冷気を遮断する役割があるため、単板ガラスよりも断熱効果が高く、結露を防ぐことができます。

 

そして、北海道や東北地方などの寒冷地でよく採用されているのがトリプルガラスです。

トリプルガラスはペアガラスにガラスをもう1枚加えて、空気層を2層にしたガラスで、ペアガラスの4倍もの断熱効果があるといわれています。

 

窓の断熱効果や手軽な断熱方法はこちらのコラムで​ご紹介​していますので、あわせてご覧ください。

窓の断熱効果を知ろう!効果的なリフォームや手軽な断熱方法も解説!

 

 

トリプルガラスのメリットとは?

トリプルガラスのメリットをご紹介します。

 

メリット①断熱性能が非常に優れている

トリプルガラスのメリットは、なんといっても断熱性能の高さです。

トリプルガラスにすることで、外気の影響を受けにくくなり、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住まいが叶えられます。

 

窓の断熱性が高まると、最低限の冷暖房で室内を快適な温度に保ちやすくなるため、光熱費の​節約や省エネにもつながります。

特に冬は、北海道などの寒冷地ほど、光熱費の節約効果を感じやすいです。

 

メリット②結露が発生しにくい

窓の結露は、部屋の温められた空気が冷たい窓ガラスなどの温度の低い部分に触れて冷やされることで、空気中に含みきれなくなった水蒸気がガラスの表面に水滴となって現れる現象です。

冬場は暖かい室内と寒い屋外の温度差が大きいため、結露が発生しやすくなります。

 

結露はぜんそくやアレルギーなどの健康被害につながるカビの原因になるほか、建材などを腐らせ住宅の寿命を縮める原因にも。

 

トリプルガラスは、3枚のガラスと空気層で外の冷たい空気を遮ってくれるため、窓の表面温度の差が少なくなり、結露の発生を防いでくれます。

 

メリット③遮音性能が高い

住宅が大きな道路に面していたり、お隣さんとの距離が近かったりすると気になるのが騒音問題です。

 

トリプルガラスは3枚のガラスで空気を挟んだ構造が音の伝わりをカットしてくれるため、遮音性が高いというメリットがあります。

外からの音を遮断することはもちろん、室内の音も外に漏れにくいため、特に小さなお子様や、ペットを飼っているご家庭におすすめです。

 

メリット④防犯対策に役立つ

侵入者が家に入り込む経路として多いのが、窓です。

そのため、住宅の安全性を高めるには窓の防犯対策をすることがとても大切です。

 

トリプルガラスは3枚ガラスがあるので、通常の単板ガラスと比べても割るのに3倍の時間がかかります。

侵入者は侵入に時間がかかるのをとても嫌がるため、トリプルガラスは、侵入者に狙われにくいといえるでしょう。

 

 

トリプルガラスのデメリットとは?

トリプルガラスには多くのメリットがありますが、デメリットも知っておきましょう。

 

デメリット①導入コストがかかる

トリプルガラスのデメリットは、単板ガラスやペアガラスと比べて、必要なガラスの枚数が多く構造も複雑なため、価格が高くなりやすい点です。

 

家全体の窓をトリプルガラスにする場合は、予算を超えてしまうことも。

しかし、断熱性能が向上したことによる住まいの快適さや省エネ効果、結露やカビの予防など、その高いコストに見合うだけのメリットもあります。

 

コスト面のみで考えずに、メリットも踏まえてトリプルガラスの導入を検討してみると良いでしょう。

 

デメリット②重量や厚みが増して開け閉めが負担になることがある

トリプルガラスは、ガラスが3枚あるため、単板ガラスやペアガラスと比べると重く、開け閉めが大変に感じることも。

軽く開閉できるよう、必要に応じて取っ手やハンドルなどを取り付けることができます。

 

また、厚みが増すため今までの窓枠には設置できない可能性もあります。

 

 

トリプルガラスへの交換は札幌ニップロへ!

札幌ニップロでも、トリプルガラスへの交換を承っています。

 

札幌ニップロが取り扱っている「トリプルガラス樹脂窓」はアルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスと樹脂フレームで世界トップクラスの断熱性能を誇ります。

そのため、冬の寒さが厳しい北海道などの寒冷地におすすめです。

 

Low-Eガラスは、気になる紫外線もカットしてくれます。

施工時間は約2時間〜半日です。

 

トリプルガラス樹脂窓以外にも、樹脂窓(Low-E複層ガラス+樹脂フレーム)や、アルミ樹脂複合窓(Low-E複層ガラス+アルミ樹脂複合フレーム)などをご用意しています。

目的やご予算にあった窓リフォームをご提案させていただきます。

 

また、窓ガラスの交換だけではなく、既存の窓の内側にもう1枚窓をプラスして断熱性を高める二重窓の設置リフォームも対応可能です。

窓の断熱効果アップに加え、防音や防犯面でのお悩みなどにもお応えしますので、窓の寒さにお悩みの方※は、ぜひ一度札幌ニップロへご相談ください!

※札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方、その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください。

 

 

トリプルガラスのメリットとデメリットを知って快適な家に

トリプルガラスとは、3枚のガラスとその間の2つの空気の​層でできている複層ガラスのこと。

トリプルガラスのメリットは、断熱性能が非常に優れている、結露が​発生しにくい、遮音性能が高い、防犯対策に役立つなどがあげられます。

ペアガラスと比べて、ガラスも空気の層も多いため、断熱性能が優れているのはもちろんのこと、防音や防犯対策にも役立ちます。

 

価格が高い、重くて開閉が負担に感じることがあるなどのデメリットもありますが、寒さが厳しい地域の場合は、それ以上に得られるメリットが大きいでしょう。

 

快適な住環境を叶えるために、窓ガラスにもこだわってみませんか?

札幌ニップロでは、トリプルガラスへの交換や二重窓の設置など、窓の断熱リフォームに対応しています。

そのほか、暖房器具の修理・メンテナンスなども承っておりますので、札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

 

古屋 潤(フルヤ ジュン)

約8年間、暖房や換気設備のお困りごとに対するアドバイス、メンテナンスを担当してきました。換気ダクト清掃の技術を学び、技術向上の為道具の開発や清掃方法も研究しています。「お客様を家族と思って応対してごらん」という教えを意識して、お客様にとってのベストな提案をいたします。

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