冬の暖房費を節約する方法は?窓周りの対策にも注目!
2023.06.30 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
近年、エネルギー価格の高騰により、電気代やガス代など光熱費の値上げが続いています。
暖房の使用により多くのエネルギーを消費する冬場は、特に光熱費の出費がかさむため、少しでも節約したいと考えている方も多いでしょう。
そこで今回は、暖房費を節約する方法についてご紹介します。
目次
冬の暖房費はどれくらい?暖房器具別の特徴も
北海道は寒冷地のため、冬場の光熱費が全国よりも高い傾向にあります。
総務省が実施している「家計調査」によると、2023年1月から3月における2人以上の世帯の1カ月あたりの光熱費の平均は、全国で約28,347円、北海道で約39,608円でした。
北海道の光熱費の平均は、全国の平均よりも1万円以上高くなっています。
1月から3月の北海道の光熱費が全国より高いのは、暖房器具の使用により消費電力が高くなるためでしょう。
北海道などの寒冷地では、暖房器具の使用は欠かせないため、冬は特に光熱費の負担が大きくなるのです。
暖房器具の特徴
セントラルヒーティングやエアコン、灯油ストーブなどの一般的な暖房器具について、それぞれ特徴をご紹介します。
セントラルヒーティング
セントラルヒーティングは、ボイラーで温めた不凍液を、部屋のパネルヒーターや床暖房などに送り放熱することで家全体を暖める暖房システムのこと。
エネルギー源は電気・灯油・ガスがあり、北海道などの寒冷地で多く採用されています。
火災や火傷の心配が少なく、室内の温度差が原因で起こるヒートショック予防としても効果的です。
他の暖房器具に比べて設置費用は高額になりますが、家全体を効率よくあたためることができるので、寒冷地の戸建てでは主流の暖房方法です。
エアコン
冷房のイメージもあるエアコンですが、暖房機能がついているエアコンもあり、北海道でも設置する家庭が増えてきています。
火傷のリスクがなく、設置場所を取らないところがメリットとしてあげられます。
一方で、温風で暖めるため、空気が乾燥してしまうことや、足元やエアコン本体から離れた場所は暖まりにくいところがデメリットとしてあげられます。
灯油(石油)ストーブ
灯油ストーブのメリットは、速暖性に優れていること。
つけるとすぐに部屋が暖まります。
コンセント不要のポータブル式石油ストーブは、災害時にも役立ちますが、気密性の高い北海道の住宅で使用する際は、しっかりと換気を行う必要があります。
充分な換気をしないで使うと、結露の発生や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
FF式なら屋外のタンクから自動で灯油が補充されるため、燃料補給の手間もありません。
セントラルヒーティングやエアコンと比べると、火傷や火事のリスクが高いという点はデメリットといえます。
光熱費については比較が難しいですが、価格が安定しやすいのは電気を使った暖房器具。
灯油やガスは原料の多くを輸入に頼っているため、海外情勢によって価格変動が起きやすく、使用量が同じでも状況によって光熱費に大きく差が出ることがあります。
北海道の暖房について、熱源別に特徴や光熱費を詳しく比較したコラムもございますので、あわせてご覧ください。
北海道の暖房の熱源をガス・灯油・電気で比較!特徴や光熱費をチェック
冬の暖房費を節約する方法
冬の暖房費を節約するためには、部屋全体を効率的に暖めることがポイント。
暖房費を節約する方法についてご紹介します。
サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させる
暖房器具を効率的に使うために、扇風機やサーキュレーターを活用して室内の空気を循環させましょう。
冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる性質があるため、室内の空気を循環させることで、天井付近にたまっている暖かい空気が下に降りて来やすくなり、暖かい空気が部屋全体に行き渡ります。
サーキュレーターを天井に向け、真上に空気を送ると、効率良く空気を循環させられます。
暖房器具の掃除やメンテナンスをする
暖房器具は、定期的に掃除やメンテナンスをすることで、効果的に使用できます。
例えば、フィルターが汚れていると暖房の効きが悪くなり、部屋がなかなか暖まらず、余計な暖房費がかかってしまいます。
暖房の効きを良くするためには、フィルターに付着したホコリなどを掃除しましょう。
また、暖房器具を安全に使うためにも、定期的に設備の専門業者にメンテナンスしてもらうのがおすすめです。
セントラルヒーティングはつけっぱなしにする
厳冬期は、セントラルヒーティングを24時間つけっぱなしにするほうが光熱費の節約になります。
その理由は、電源を入れてから立ち上がりに時間がかかるため、再び部屋を暖めるために多くのエネルギーが必要となるからです。
そのため、頻繁につけたり消したりをくり返すと、かえって光熱費がかかってしまいます。
旅行で数日家を留守にする場合は、設定温度を低めにしてつけっぱなしにしておけば水落しの必要もありません。
また、部屋の設定温度が高いほど、暖めるために必要な熱量が増えますので、暑くしすぎないよう設定温度の見直しも大切です。
セントラルヒーティングの効率的な使い方については、こちらのコラムでもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
セントラルヒーティングの節約方法!適切な温度調整や省エネの工夫は?
熱源を切り替える
光熱費の節約方法として、熱源を変更するのも一つの手段です。
熱源をオール電化から灯油やガスに変更することで、今後の電気代の値上がりや生活スタイルによっては光熱費が安くなる場合もあります。
また、暖房給湯のどちらかだけを電気から灯油やガスに変更したり、電気を継続したまま、省エネタイプへ変更したりすることもできますよ。
電気代高騰により、電気ならエコキュートやヒートポンプ、灯油ならエコフィール、ガスならエコジョーズやハイブリット機器などの問い合わせが増えており、省エネ機器が人気です。
札幌ニップロでは、オール電化から灯油・ガスへの切り替えにお悩みの方に、現在の設置状況に合わせたご提案をさせていただいています。
光熱費のランニングシミュレーションも行なっていますので、お気軽に札幌ニップロまでお問い合わせください。
冬の暖房費節約は窓周りの対策が重要!
暖房をつけていても、窓に近づくと周辺が寒いと感じたことはありませんか?
実は、窓は住まいの中で熱の出入りが一番多い場所。
そのため、寒さ対策は「窓」を中心に行うのが効果的です。
窓から熱が流出してしまう原因は、窓ガラスは厚みが薄く断熱材が入っていないため、壁や天井などに比べて断熱性が低いからです。
冬の寒さは、窓から熱の流出入を防ぐ対策を行うのが効果的。
暖房効率が高まり、光熱費の節約につながります。
窓の寒さ対策には、以下のような方法があります。
- 窓に断熱シートを貼る
- 断熱カーテンを取り付ける
- 窓の隙間が気になる箇所に隙間テープを貼る
- 窓の断熱リフォームをする
手軽な対策は「断熱シートを貼る」「断熱カーテンを取り付ける」「隙間テープを貼る」の3つの方法。
断熱シートや隙間テープはホームセンターなどで購入でき、自分でも簡単に対策できますよ。
窓周りの寒さ対策については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
窓周りが寒いときの対策は?対策が必要な理由やリフォームの選択肢も
本格的に寒さ対策をするなら、格段に断熱効果が高まる「窓の断熱リフォーム」もご検討ください。
窓の断熱リフォームには、断熱効果が高い複層ガラスへの交換や、内窓の設置、窓用シャッターの設置などがあります。
札幌ニップロの断熱窓リフォーム
札幌ニップロでは、次のような断熱窓のリフォームを承っています。
- 二重窓の設置(施工時間:約1時間)
- 断熱窓への交換(施工時間:約2時間〜半日)
- 窓用シャッターの設置(施工時間:約2時間)
「二重窓の設置」では、今ある窓の内側にもう1枚窓をプラスします。
室内側にLow-E複層ガラス(断熱タイプ)を設置し、暖房熱を外へ逃しません。
二重窓は断熱効果だけでなく、防音・防犯効果も期待できます。
今ある窓を断熱性の高い窓に交換する「断熱窓リフォーム」では、「トリプルガラス樹脂窓」「樹脂窓」「アルミ樹脂複合窓」の3種類の断熱窓をご用意しています。
それぞれの特徴は次の通りです。
- トリプルガラス樹脂窓:アルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスと樹脂フレームで世界トップクラスの断熱性能
- 樹脂窓:Low-E複層ガラスと樹脂フレームで国内最高クラスの断熱性能
- アルミ樹脂複合窓:Low-E複層ガラスとアルミ樹脂複合窓で優れた断熱性能
寒さ対策のほか、防災・防犯、防音対策を兼ねるのであれば「窓用シャッターの設置」をご検討ください。
電動シャッターを採用すれば、リモコンで操作が可能なため、開け閉めの手間もかかりません。
窓の寒さ対策をご検討の方※は、ぜひ一度札幌ニップロへご相談ください!
※札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方。その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください。
冬は暖房費を節約しながら快適に過ごそう!
暖房器具の使用が増える冬場は、1年の中で最も光熱費が高くなりやすい時期。
節約して、少しでも光熱費を抑えたいと考えている方も多いでしょう。
部屋の空気を循環させたり、暖房器具の掃除やメンテナンスしたりすることは、部屋全体を効率的に暖めることにつながり、暖房費の節約になります。
また、オール電化からの熱源の切り替えも、暖房費の節約の一つの手段として検討してみてください。
また、冬の暖房費節約には窓周りの対策が重要。
格段に断熱効果が高まる窓の断熱リフォームがおすすめです。
札幌ニップロでは、二重窓の設置や断熱効果の高い窓ガラスや窓サッシへの交換など、窓の断熱リフォームに対応しています。
そのほか、暖房器具の修理・メンテナンスなども承っておりますので、札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!
※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!