窓周りが寒いときの対策は?対策が必要な理由やリフォームの選択肢も

2023.06.10 UPDATE

雪景色

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

冬になると、暖房をつけていても窓の周りが寒く感じることがあります。

実は、窓は住まいの中で熱の出入りが一番多い場所。

そのため、寒さ対策は「窓」を中心に行うのが効果的です。

 

そこで今回は、窓の寒さ対策についてご紹介。

自分でできる窓の寒さ対策から窓のリフォームまで、詳しくご紹介します。

部屋が寒いのは窓が原因?対策が必要な理由から知ろう

ストーブやエアコンでどんなに部屋を暖めても、寒いと感じることはありませんか?

それは、せっかく暖めた熱が家の外へ流出してしまっていることが原因です。

 

住まいの中で、熱の流出が最も大きいのが「窓」といわれています。

そのため、窓への対策が最も重要といわれるのです。

 

築年数の古い物件では、窓やサッシの隙間から冷たい風が入り込んでしまっている場合もあります。

 

窓からの熱の流出が大きいのは、窓ガラスは厚みが薄く断熱材が入っていないため、壁や天井などに比べて断熱性が低いから。

外気の影響を直接受けやすく、せっかく暖房で暖めた室内の空気が、外の冷気で冷やされた窓に触れて熱が奪われ、冷やされてしまいます。

 

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまる性質があるため、窓ガラスに触れて冷やされた空気は足元にたまってしまいます。

そうすると、どんなに暖房をつけて部屋を暖めても、足元は冷えるという状態になってしまうのです。

これをコールドドラフト現象といいます。

 

窓の寒さ対策で窓からの熱の流出を防ぐことにより、暖房効率も高まり、光熱費の節約にもつながります。

 

窓の寒さ対策は結露予防にも効果的

窓の寒さ対策は、結露対策としても有効です。

 

結露は、外気で冷やされた窓やサッシと室内の暖められた空気の温度差により生まれます。

暖かい空気より冷たい空気の方が含むことができる水蒸気の量が少なく、暖められた空気が冷たくなった窓ガラスやサッシに触れて冷やされることで、含みきれなくなった水蒸気が結露として現れる仕組みです。

 

結露を放置すると、カビやダニの繁殖しやすい環境を作ってしまうだけでなく、柱や断熱材などの建材を腐らせてしまい、家を劣化させる原因にもなります。

カビやダニが増えれば、ぜんそくやアレルギーなどの健康被害につながる可能性も考えられるので、十分に注意が必要です。

 

窓の断熱性を高めることは、部屋の暖かさを保つだけでなく、結露の発生を抑え、カビやダニの予防や家の劣化を防ぐことにもつながるのです。

 

結露の対策については、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

結露の原因と対策を徹底解説!予防や対処法はこれで完璧

 

 

自分でできる窓の寒さ対策をご紹介

防寒対策

まずは、自分でできる簡単な窓の寒さ対策をご紹介します。

 

窓の寒さ対策①断熱シートを貼る

窓ガラスに貼るだけで、室内の熱を外へ逃がさないようにしたり、冷気が室内に侵入したりするのを防ぎます。

 

断熱シートはフィルムタイプや気泡​緩衝材タイプなど、さまざまな種類が手軽な価格で販売されています。

特に気泡緩衝材タイプは、空気の層で厚みがあるため断熱効果が高いためおすすめです。

窓ガラスの種類によっては​使用できない​タイプもあるので、ご自宅の窓ガラスをよく確認してから購入を検討しましょう。

 

また、断熱シートには、結露の予防やUVカット、窓ガラスが割れた場合の飛散防止など、断熱以外にもさまざまな機能がついているものもあります。

購入の際にあわせてチェックしてみましょう。

 

断熱シートは、梱包資材としても使われる​緩衝材(プチプチ)やアルミシート、プラスチック製のダンボールでも代用できます。

 

窓の寒さ対策②​断熱カーテンを取り付ける

断熱カーテンは、熱や冷気を通しにくい生地で作られているカーテンのこと。

窓からの冷気が入りづらくし、部屋の暖気が窓から逃げないよう遮断するため、部屋を暖かく快適に保ってくれます。

 

カーテンは長めにすると、冷気をしっかりカットできます。

 

窓の寒さ対策③隙間テープを貼る

築年数が古く、窓から隙間風が入ってくる状況であれば、隙間テープがおすすめです。

サッシと窓枠の間などの隙間が気になる箇所にスポンジ状のテープを貼るだけで、簡単に隙間風の侵入を防ぐことができます。

隙間テープは100円ショップでも購入することができますよ。

 

暖房をつけても部屋が寒い場合、窓以外に原因があることもあります。

こちらのコラムでは、暖房の使い方などもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

暖房をつけても寒いのはなぜ?原因や寒さを解決する方法もご紹介

 

 

窓の寒さ対策として窓のリフォームもご検討を!

自分でできる窓の寒さ対策もたくさんありますが、窓のリフォームをすると格段に断熱効果が高まります。

 

窓のリフォーム方法

窓のリフォーム方法には、「断熱窓への交換」「内窓の設置」「窓用シャッターの設置」などがあります。

それぞれの方法について、詳しくご紹介します。

 

断熱窓への交換

断熱効果が高い複層ガラスや、樹脂フレーム等へ交換することで、窓の断熱性がアップします。

 

ガラス板を2枚重ねた複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気の層があるため、室内に冷気が伝わりにくいという特徴があります。

ガラス板を3枚重ねた、より断熱性能が高いトリプルガラスというものもあります。

 

今ある窓枠を活かして施工するため、部屋の雰囲気を変えずにリフォームすることが可能です。

 

費用の相場は、断熱ガラスの種類や大きさによって異なりますが、およそ5〜15万円程度です。

 

内窓の設置

今の窓の内側にもう1枚窓を設置し、二重窓にするリフォームです。

 

窓が二重になることで、既存の窓と内窓の間に空気の層ができ、断熱材のような役割をしてくれるため、外の寒さが直接室内に伝わりにくくなります。

 

費用の相場は、窓の大きさや性能によって異なりますが、およそ8〜30万円程度が一般的です。

窓用シャッターの設置

窓用シャッターを閉めることで、窓との間に空気の層ができ、冷気の侵入を防ぐことができます。

夜にシャッターを閉めることは、寒さ対策だけでなく防犯対策としても有効です。

 

費用は、シャッターのサイズが大きいほど高くなります。

相場は手動の窓シャッターで10〜20万円程度。

電動の窓シャッターで20〜50万円程度です。

 

札幌ニップロの断熱窓リフォーム

札幌ニップロでも、窓のリフォームを承っています。

 

二重窓の設置(施工時間:約1時間)

今ある窓の内側にもう1枚窓をプラスして二重窓へリフォーム。

室内側にLow-E複層ガラス(断熱タイプ)を設置し、暖房熱を外へ逃しません。

 

二重窓にすることで、防音・防犯効果も期待できます。

 

断熱窓への交換(施工時間:約2時間〜半日)

今ある窓を断熱性の高い窓に交換する断熱窓リフォームです。

断熱窓の種類は3種類。

  • 【トリプルガラス樹脂窓】アルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスと樹脂フレームで世界トップクラスの断熱性能
  • 【樹脂窓】Low-E複層ガラスと樹脂フレームで国内最高クラスの断熱性能
  • 【アルミ樹脂複合窓】Low-E複層ガラスとアルミ樹脂複合窓で優れた断熱性能

 

それぞれ、窓のサイズや開き方も変えられます。

 

窓用シャッターの設置(施工時間:約2時間)

窓にシャッターを取り付けるリフォームです。

シャッターと窓の間の空気層が熱の出入りを抑えます。

 

電動シャッターにすれば、リモコンで開け閉めもらくらく。

防災・防犯、防音にも効果的です。

 

窓の寒さにお悩みの方※は、ぜひ一度札幌ニップロへご相談ください!

※札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方。その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください。

 

断熱窓のリフォームには補助金制度を利用しよう

既存住宅の窓を断熱性の高い窓へリフォームする費用に対して、​​一戸当たり、5万円から最大200​万円まで補助金がもらえる「先進的窓リノベ事業」という補助金制度があります。

 

対象となるリフォーム工事は、「ガラス交換」「内窓設置」「外窓交換(カバー工法)」「外窓設置(はつり工法)」。

工事の際に、一定の性能を満たすことが確認された対象製品を用いることが条件になります。

 

補助金の申請は、「窓リノベ事業者」が行います。

「窓リノベ事業者」とは、補助対象者の代わりに交付申請の手続きや補助金の交付、交付された補助金を補助対象者に還元するものとして事務局に登録された施工業者のことです。

 

「窓リノベ事業者」に登録されている事業者はこちらの「登録事業者」から検索できます。

札幌ニップロも窓リノベ事業者です。

 

補助対象期間や条件等の詳細は、こちらの公式ページ「先進的窓リノベ事業」をご覧ください。

 

他にも、都道府県や各市町村で補助制度を設けていることがあります。

お得に活用できるので、事前に確認してみてくださいね。

 

※2023年6月時点の情報です。

 

 

窓が寒いなら窓の断熱対策をして家の中を暖かく保とう!

窓は、住まいの中で熱の出入りが一番多い場所。

そのため、部屋を暖かく保つには窓の寒さ対策をすることが大切です。

 

窓の寒さ対策をすることで、結露の発生を防ぎ、カビやダニの繁殖を抑える効果も期待できます。

冷暖房効率を高め、光熱費の節約にもつながります。

 

窓からの冷気は、断熱シートを貼る、断熱カーテンを取り付ける、隙間テープを貼るなどの方法で、簡単に遮断することができます。

 

本格的な寒さ対策には窓のリフォームがおすすめです。

窓ガラスの断熱性が高ければ、室内に冷気が伝わりにくく、室内の温度が保たれるため、より快適に過ごすことができますよ。

 

既存住宅の断熱窓へのリフォームする費用に対して5万円から最大200万円まで補助金がもらえる「先進的窓リノベ事業」という補助金制度もあります。

補助金制度を活用してお得にリフォームしましょう。

 

札幌ニップロでは、二重窓の設置や断熱効果の高い窓ガラスや窓サッシへの交換など、窓の断熱リフォームに対応しています。

 

そのほか、暖房器具の修理・メンテナンスなども承っておりますので、札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

古屋 潤(フルヤ ジュン)

約8年間、暖房や換気設備のお困りごとに対するアドバイス、メンテナンスを担当してきました。換気ダクト清掃の技術を学び、技術向上の為道具の開発や清掃方法も研究しています。「お客様を家族と思って応対してごらん」という教えを意識して、お客様にとってのベストな提案をいたします。

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