セントラルヒーティングの節約方法!適切な温度調整や省エネの工夫は?
2021.03.26 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
寒い冬を乗り切るためには欠かせない存在のセントラルヒーティング。
でも、ずっとつけっぱなしだと気になるのは光熱費ですね。
今回は、セントラルヒーティングで節約する方法や適切な温度調整・設置場所など、節約できる工夫についてご紹介します!
目次
セントラルヒーティングで節約するにはどんな方法がある?
セントラルヒーティングで節約するために、まず一番大切なのは「冬は24時間つけっぱなしにすること」です!
光熱費がかかるのは、屋外と屋内の気温差が大きいときです。
夏場に30度から25度にするのと冬場に10度から25度にするのとでは、同じ25度でも冬の方が15度の差を埋めないといけないため、より多くのエネルギーを使ってしまいます。
そのため温度は一定に保っておくことが、セントラルヒーティングを効率よく使うための基本。
冬は常に24時間運転がおすすめです。
セントラルヒーティングの温度調節にも節約のポイントがあります。
温度調節をする方法は、全空間をめぐる温水の温度を調整するボイラーと、各部屋のパネルヒーターについている室温を調節するサーモバルブの2つがあります。
ボイラーの設定温度の目安として、冬は60℃前後、春先・秋口は40~50℃くらいがおすすめ。
出湯温度が低い場合、家の中を回る間にどんどん冷めてしまい、さらに温まりにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。
あわせて、サーモバルブは最高温度と最低温度の中間あたりを設定すると、室温もちょうどよく、使いすぎずに節約につながるでしょう。
部屋が温まりにくいと感じたら、ボイラーの温度を調節してくださいね。
また、サーモバルブは適度な室温を見つけたらバルブを固定し、基本的には動かさないのがコツ。
サーモバルブの温度を部屋によって変えてしまうと、温度が低い部屋と高い部屋で空気の対流が起きてしまい、ほこりが舞う原因になったり暖房効率が落ちてしまったりも。
室温が低い部屋に結露ができてしまうこともあるため、全て一定の温度にしておくのがよいでしょう。
そして、暖房が必要ない夏場の使い方にもコツがあります。
夏場はボイラーの電源を切っておきましょう!
そして、サーモバルブは最大に設定します。
実はサーモバルブはとても優秀で、夏場も温度を感知して作動してしまいます。
サーモバルブの負担軽減のため、電源OFFしておくことも節約につながるでしょう。
春から夏にかけての暖房がいらないシーズンについて、節約のアドバイスや注意点などはこちらもご覧ください。
暖房シーズンの終わりに向けた注意点!時期に合わせたセントラルヒーティングの使い方も
暖房の使い始め時期に向けた、セントラルヒーティングやパネルヒーターの使い方のコツについてはこちらも確認してくださいね。
セントラルヒーティングは半永久的に使えるとても優秀な暖房器具ですが、劣化してしまうケースもあります。
理由は、メンテナンス不足。
メンテナンスと言うと難しく聞こえるかもしれませんが、必要なのは「館内を循環する不凍液の交換」と「ボイラーの保守点検」の2つだけです。
不凍液は3年目以降に劣化が始まり、内部からのさびつきの原因になります。
保守点検は、ボイラー本体の健康診断のため1年に1回が目安です。
セントラルヒーティングは初期費用がかかるため、長く使っていただくことが結果的に、節約につながります!
暖房器具のメンテナンスを行う札幌ニップロでも、セントラルヒーティングの不凍液の交換・保守点検を行っております。
そのほか、気になることがあればお気軽にご相談くださいね!
新築で節約するならセントラルヒーティングの設置はここ!
これから新築を建てられる予定の方は、セントラルヒーティングの設置場所にも気をつけると節約につながります。
おすすめの設置場所は、窓際と玄関です。
窓際は、室内の暖かい空気が冷たい窓にぶつかり、冷えて足元に落ちる「コールドドラフト現象」が起きる場所。
そして、一番熱が逃げやすい場所でもあります。
そのためセントラルヒーティングは窓際へ設置するのがオススメです。
大きな掃き出し窓など人の出入りがある窓には、邪魔にならない小さなサイズのパネルヒーターもあります。
また、玄関も外からの冷気が入ってきやすい場所。
玄関の土間部分に設置すれば、家に入ったらすぐに暖かさを感じられます。
雪で濡れてしまった靴もすぐ乾くので一石二鳥です。
冷気が入ってきやすい、熱が逃げやすい2ヶ所をおさえれば、効率よく全体を暖められるでしょう。
温水床暖房の設置も検討されている方は、こちらもコラムも合わせてご覧ください!
「床暖房のメリットとは?効果的な使い方も紹介!新築の暖房にも」
セントラルヒーティングを使用する際の注意点も知っておこう
セントラルヒーティングを使うときの注意点としては、まずは「24時間つけっぱなしが基本」だということです。
これは前述したように、暖房効率が良くなるので節約にもつながります。
そこで悩むのが「長期間、家をあけるとき」ではないでしょうか?
実はこのケースでも、つけっぱなしがおすすめです。
理由としてはやはり、冷え切った家を一から暖めなおすのは非常に効率が悪いということが挙げられます。
家を開ける際にも温度は低めに設定し、保温状態を保つようにしましょう。
「パネルヒーターの特徴と効率的な使い方を知って、冬の暮らしを快適に!」も参考にして下さいね!
セントラルヒーティングの節約は24時間つけっぱなしがいいって本当?
セントラルヒーティングは、家全体をまんべんなく暖めるため、温度が下がりきると暖め直すのに大きなエネルギーを使います。
つまり「セントラルヒーティングは24時間つけっぱなしがお得」といわれているのは、24時間つけっぱなしにしている場合と、寒さを我慢しながらつけたり切ったりしている場合の光熱費を比較しても、大きな違いがないからです。
春と秋なら低い出湯温度でも暖まり、立ち上がりも早くなるため、タイマーを使用したほうが経済的なケースもあります。
セントラルヒーティングの温度調節をする際には、サーモバルブを希望の室温に対応する目盛りの数字に設定した上でボイラーの出湯温度で調整してください。
部屋がなかなか暖まらないときは、出湯温度が低く、家の中を循環している間にお湯が冷えてしまっている可能性があります。
これからセントラルヒーティングを設置される場合は、窓際と玄関がオススメです。
冷えやすい場所を効率よく暖めましょう。
一度冷えてしまうと暖め直すのにエネルギーを使ってしまうので、家を留守にする時は2~3日なら暖房をつけたままにして、常に暖かい状態をキープしてくださいね。
そうすることによって、水落としの手間も心配ありません。
※ただし、地震が発生すると耐震装置が作動し、暖房停止による水道凍結などの心配も考えられます。
家を空けるのが長期間になる場合は、暖房は止めて水落としをしましょう。
セントラルヒーティングは設置後3年を目途に、不凍液の交換も検討し、1年に1回はボイラーの保守点検を受けて機器を長持ちさせましょう。
札幌ニップロでは、ボイラーの保守点検や交換、防錆不凍液の交換も対応しております。
各ご家庭に理想の暖房のご提案も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください!
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