ボイラーの点検は必要?費用の目安や内容も知りたい
2021.03.09 UPDATE
こんにちは。札幌市東区のボイラー工事、販売店の札幌ニップロです。
北海道などの寒冷地では、家まるごとあたためる24時間暖房が多く採用されています。
今回は、セントラルヒーティングのボイラー点検ってなぜ必要なの?など、暖房ボイラーの点検にまつわる話や、費用について解説をしていきます。
この記事では、一軒家やマンションなど、家庭用の暖房ボイラーの点検や費用について記載しています。メンテナンスについての情報を探している方はこちらを参考にして下さい。
※ こちらに記載している点検内容や保証内容、また費用については機種によって例外もありますので予めご了承下さい。
目次
暖房ボイラ―の点検と費用の目安について
暖房ボイラーの点検費用は機種によって異なります。
それでは、実際の事例に基づいて色々なパターンを紹介していきます。
このケースに近いな、というのがあれば費用の目安も分かるかもしれません。
ボイラーの健康診断「保守点検」
今ボイラーに何か不具合があるわけではないが、使い始めや使い終わりなど、シーズンごとにボイラーを点検したい。という方は、ボイラーの保守点検を行いましょう。
また、どんな不具合が発見されることがあるのでしょうか。
灯油ボイラーとガスボイラー(エコジョーズ)では内部の構造や費用感が異なりますので、熱源別にそれぞれの作業内容の一部を紹介します。
まずは灯油ボイラーの保守点検の作業内容について解説します。
灯油ボイラーの保守点検について
まずはボイラーを分解して、バーナーを清掃します。
(このことから、一般的に点検自体を分解清掃、分解整備と呼ぶこともありますね。)
プラグ等の消耗品を確認し、清掃します。
摩耗が進んでいたり、交換時期が近づいている場合は交換を提案します。
摩耗したまま使用を続けると、突然暖房がつかえなくなってしまうことも。
事前に防ぐには定期点検がやっぱり大切。
また、保守点検時や保証期間内に部品を交換する場合は、部品代のみの追加ですみます。
ボイラー内部のビスのゆるみ点検
ボイラーを長く使用していくうちに、振動によってビスが緩んでしまうといった可能性もあります。定期的な点検はやっぱり大事ですね。
液漏れの点検
自分達ではなかなか気づけないボイラー内部での液漏れ。配管の劣化で不凍液の漏れが発見されるケースもあります。
排気漏れの点検
ボイラーの中で部品が劣化し、排気漏れするケースもあります。早期に発見することが大切です。
灯油漏れの点検
完全に漏れている場合は臭いで気づくパターンもありますが、例えばホースのひび割れなど漏れの原因を事前に発見できれば、最悪の事態を防げますね。
試運転を行って暖まりを点検
なにげなく使っていても実は不具合が発生しているかも?
毎日ボイラーと向き合っているスタッフが、暖まり方などに異常がないかしっかり確認します。
灯油ボイラー保守点検は、こんな不具合が見つかるかも
・消耗部品の劣化
・灯油ホースのひび割れ
・ボイラーの部品劣化
・暖まりの不具合
札幌ニップロでは、石油機器技術管理者などの資格を持ったサービスマンが点検整備しているので安心です。
→専門スタッフの目で、しっかり確認します。
灯油ボイラー保守点検の費用の目安は
24,200円(税込)です。
ガスボイラーの保守点検について
次に、エコジョーズなどのガスボイラーの保守点検についてです。
灯油ボイラーとは構造が異なりますので、点検の作業内容や交換が必要な部品も異なります。また、エコジョーズは暖房と給湯が一体型になっています。ガスボイラーの保守点検の場合は、給湯の部品も同時に確認していますので、メンテナンス製に優れているボイラーだといえます。
エラー履歴確認
前回のメンテナンスから、何らかのエラーが発生していないか確認します。
燃焼時間の確認
交換時期が近づいてきている消耗部品がある場合はお知らせします。
点火プラグの点検
摩耗しており、交換時期が近づいている場合は交換を提案します。
消耗部品の摩耗が進むと突然の暖房停止も!事前に防ぐには定期点検がやっぱり大切。
また、定期的に保守点検を受けていれば、交換が必要になっても追加費用は部品代のみ(300円~1000円程度)の追加ですみます。
バーナー・熱交換器の状態点検
汚れが著しい場合は、排気されている空気を測定し、必要なメンテナンスを提案します。
センサーを標準値へリセット
正しい数値を検知できてないと不安ですよね!
ガス漏れ検知器での点検
部品の劣化によるガス漏れがないか?また、今回脱着した箇所からガス漏れがないかをしっかり確認します。
排気のCO濃度計測
ここの数値が高くなっていて、燃焼部の汚れ溜まりも大きい場合は、安全なご使用のために清掃作業を推奨するケースがあります。
例えば、CO濃度の数値が異常に高い場合は部品の交換が必要になるケースが多いです。お湯を出して音(異常な回転音)がしていたり、使用年数が経過したボイラーの場合は部品の給湯ファンモーターの交換が必要と診断されるケースが多いです。
技術料は7000円~10000円前後 + 部品代となります (機種により異なる)
また、エコジョーズは暖房と給湯が一体型のボイラーですので、暖房側にもファンモーターがあります。劣化の進行も考えだいたい同時期に交換を推奨されるケースが多いでしょう。 こちらも技術料は7000円~10000円前後 + 部品代となります (機種により異なる)
試運転を行って暖まりを点検
暖まりは正常か、燃焼状態に異常はないか、しっかり確認します。
ガスボイラーの保守点検は、こんな不具合が見つかるかも
・消耗部品の劣化
・燃焼部の異常
・ボイラーの部品劣化
・暖まりの不具合
札幌ニップロでは、ガスボイラーの整備や修理、点検はサービスマンの中でも北ガス修理技術認定者のみが行っています。
長い時間をかけて技術を学び、構造を理解したスタッフだけが行っているので安心です。
→専門スタッフの目で、しっかり確認します。
ガスボイラー保守点検の費用の目安は
16,500円(税込)です。
どれも、安全にボイラーを使うため、突然ボイラーが使えなくなることを防ぐための大切な作業ですね!
ただし、メーカーの部品供給が終了した機種など、ボイラーの型式によっては保守点検をお受けできない場合もございますのでご了承下さい。まずはお問合せ下さい。
点検を受けていなくて困ったこと
定期的に点検を受けていれば、適切な交換タイミングで消耗品の交換ができるため、突然の暖房停止が起きる原因の一部を未然に防ぐことができます。
また、費用ではどうでしょうか。
同じ部品を交換するのでも、保守点検のときに部品を交換する場合と、故障が起きてから部品を交換するのでは費用が異なることがあります。
例として、先ほど紹介した消耗品の件です。
点検をうけていなければ、消耗品の交換時期に突然エラーがでて使えなくなることがあります。
エコジョーズの場合、消耗品寿命のエラーコードの例は【エラー113】やCOセンサー寿命警告【エラー380】などで、修理費用の目安としては10000円~20000円が目安となります。(機種により異なります)
これらの消耗品は、暖房ボイラーを使用していればほぼ交換が必要になる部品です。
こういった安心のメリットに加えて、さらに札幌ニップロの保守点検では、点検を受けた日から1年間はボイラー本体に保証をつけています。(条件がありますので、メンテナンス時に詳しくご確認下さい)
突然の故障でも安心してメンテナンスを受ける事ができますので、目安として1年に1回程度、点検を受けていただくことをおすすめしています。
すでにボイラーに不具合が発生しているときは?
次に、すでに不具合が発生しているボイラーの点検について解説します。
不具合があり、暖房が使用できていない
暖房が全く使えない、という場合はまずエラーコードが表示されていないか確認しましょう。エラーコードが表示されている場合、電源の入り切りで改善されることもありますが、改善されない場合は修理を依頼して下さい。
また、設置から10年以上経過している場合は、メーカーで部品の生産が終了している機種が多く、交換を検討しなくてはいけないかもしれません。高額な出費を覚悟しなければなりませんが、急なボイラー交換工事となると、機種選びなども焦ることになるので、ボイラーの状態をチェックしておくことはやはり大切なことです。
参考までに、灯油ボイラーの寿命について記載しましたのでご確認下さい。
使えるけどエラーがでている
この症状でよくある事例としては、消耗部品の寿命警告などが多いです。
この場合、放置してしばらくすると突然使えなくなってしまうので、早めに対処しましょう。
ボイラーのエラーコード表にも原因が記載されているかもしれません。
いかがでしたか?
セントラルヒーティングのボイラーは、定期的に点検をしておくと安心です。
また、不具合を感じたら早めに対処することが大切です!お困りの時はお気軽にご相談下さいね。
お問い合わせについて
札幌ニップロの営業時間は9:00-17:00(日祝定休)です。
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11月~3月は緊急修理窓口を24時間開設しておりますが、時間外窓口に関しましては、緊急の修理依頼のみ受付とさせていただきます。
暖房ボイラーなどの緊急の修理サービススタッフへの転送となりますので、機器の在庫確認やご質問、定期メンテナンスの日程調整など、緊急の修理以外のお問い合わせにつきましては営業時間内9:00-17:00(日祝定休)にご連絡をお願い申し上げます。