大雪でボイラーやストーブが止まったら、排気筒の確認を!
2021.01.16 UPDATE
こんにちは。札幌ニップロです。
積雪地域に住んでいると、大雪・吹雪の日に暖房ボイラーや、ストーブが止まってしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回は、吹雪の日に暖房が止まってしまう原因と、よくある事例について紹介します!
吹雪の日に暖房が止まる?
よくある事例として、排気口が雪の吹き溜まりで塞がれてしまうことによって、暖房ボイラーやストーブが止まってしまうことがあります。
完全にふさがっていない場合でも、排気口周りに十分なスペースがない場合は「ショートサーキット」を起こして暖房ボイラーが停止してしまうケースもあります。
ショートサーキットとは、狭い範囲で空気が循環してしまう現象のこと。排出した空気をそのまま給気することになり、不完全燃焼を起こす原因となってしまいます。
この対策としては、埋まってしまう前に除雪を行うことが重要になりますが、天候によっては外に出る方が危険なケースもあります。状況を判断しながら無理をせずに対処しましょう。
吹き溜まりはどこにできやすいの?
特に風が強い日は吹き溜まりが起きやすいのですが、吹き溜まりが出来るのは「風が弱くなる場所」です。
建物と建物の間、また雪の壁ができた道路など、隙間には吹き溜まりが起きやすくなります。
季節風によって発生する吹き溜まりは一過性の現象ではないため、強い周期性と継続性を持ちます。
雪が多い年だと、何度も繰り返し吹き溜まりが原因で止まってしまうというケースもあるようです。
排気口が塞がって、暖房が止まったら
排気口周辺に、充分なスペースができるように除雪作業を行いましょう。
運転エラーになったとしても、ご自身で雪を退ければ正常に復旧できます。参考にしてみてください。(リセット作業が必要な場合があります)
業者やメーカーに修理依頼をした場合、降雪・落雪等の天候が原因になる修理は、保証期間内でも有償修理になりますのでご注意を。
また、雪が止んでも自宅や燐家の屋根に降り積もった雪の落雪により、機器の給排気口が閉塞するケースも発生していますので、雪解けするまで注意してください。
吹き溜まりの除雪は、思った以上に時間がかかります。
繰り返しになりますが、ご自身で行う場合、外にでることが危険な天候状態である場合は除雪を行わないで下さい。
上記の作業を行っても改善しない、またご自身での復旧作業が難しい場合などはお気軽に当社までご相談下さいね!
以上、暖房の札幌ニップロでした。