暖房で乾燥しないための対策は?冬に湿度を上げるコツ!
2020.03.07 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
冬を乗り切る必須アイテムと言えば暖房ですが、「暖房をつけると乾燥が気になる」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
乾燥することで喉が痛くなってしまったり、お肌のかさつきを感じてしまうこともありますよね。
だからと言って、寒さが厳しい北海道で暖房を使わないわけにはいきませんね。
そこで、暖房を使っても乾燥しないようにする対策や、乾燥しにくい暖房についてもお話していきます!
目次
一年で一番乾燥する冬。特に暖房で乾燥してしまう原因は?
空気中の水分量は気温が高くなるにつれて増え、気温が下がると少なくなる仕組みになっており、10月に入ると屋外の相対湿度が10%も下がるといわれています。
空気が含むことができる水分量は最大量が決まっていて、温度が20度のときと、温度が10度のときでは、20度のときの方がたくさんの水分を含むことができます。
暖房器具を使うことで温度だけが上がり、水分が入ってこないと、空気中の水分量の割合は減ることになり、結果として乾燥した状態になります。
乾燥した空気は、水分のあるところから水分を奪っていきます。
植物や飲み物、衣類に含まれる水分、そしてもちろん私たち人間も例外ではありません。
これが、喉や肌の乾燥の原因になります。
これらの理由から、部屋の「温度を上げる」冬場は、空気中に含まれる水分量が減って湿度が下がり、部屋にいる自分たちからも水分が奪われて、最も乾燥しやすいのです。
特にエアコン暖房は乾燥しやすい
実は、空気を乾燥させやすい暖房器具はエアコンだと言われています。
ガスファンヒーターや石油ストーブも、乾燥するイメージが強いかもしれません。
ただ、どちらも燃料が燃えるときに排出される排ガスの中に水蒸気が含まれるため、エアコンほどは空気を乾燥させにくいのです。
また、エアコンは部屋全体の空気を暖めるので、より広範囲に影響を及ぼしやすく、乾燥もしやすくなります。
暖房で乾燥しがちな時期に効果的な対策は?
暖房で乾燥することは明確でも、寒い冬を乗り切るために使わないわけにはいきませんね。
暖房による乾燥対策として、効果的なものを3つご紹介します!
加湿器
タンクを水に入れて水蒸気にして放出してくれる加湿器は、湿度を効果的に上げてくれる家電です。
加湿器単体のものもあれば、空気清浄機に加湿機能が備わっているものや、アロマ対応のもの、アレルゲンフィルターが付いているもの、エアコンと連動して湿度と温度をコントロールできるものなど、様々な商品があります。
加湿器は大きく分けると「加熱スチーム式」「気化式」「超音波式」「ハイブリッド式」の4つ。
■「加熱スチーム式」…パワフルな加湿能力ですが消費電力が大きいため、使用時間が短めの方にオススメ
■「気化式」…加湿に時間はかかりますが、静音性が高く電気代も抑えられ、加熱しないので小さなお子様がいる家庭には安心です。
■「超音波式」…消費電力が小さく、USBにつないで卓上に置けるものなど種類やデザインが豊富ですが、こまめに清掃をしないと雑菌が繁殖しやすいといった側面も
■「ハイブリッド式」…「気化式」の加湿性能と「超音波式」の衛生面といった弱点を克服したタイプで消費電力が抑えられますが、製品自体の価格は高めです。
ペットボトルを使ったり紙のシートを使ったりする、非電気式の小型加湿器もあるので、デスクの上や枕元など、ちょっとしたスペースで加湿をしたいときにもおすすめです。
電気を使わない加湿器「アメニア」もおすすめ!
セントラルヒーティングをお使いの方にニップロがおすすめしたいのは、電気を使わないエコなmini加湿器「アメニア」。
セントラルヒーティングのパネルヒーターの熱を利用して、水を気化させて加湿するので自然にもやさしい仕組みです。
使い方も簡単!!
パネルヒーターにフックをつけ、アメニアを引っ掛けて、フィルターをセットして本体カバーを取り付けるだけ。
あとは注ぎ口から水を入れておくだけで、部屋の中を加湿してくれる優れものです!
ニップロでは3個セットで7,000円で販売しておりますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。
部屋干し
洗濯物の部屋干しも湿度対策にぴったりです。
部屋の中に洗濯物を干すだけでOKなので、普段の家事の手間と変わりません。
エアコンに引っ掛けて使う、室内物干し(エアコンハンガー)という商品もあります。
エアコンの吹き出し口の下に洗濯物がくるので風がよく当たり、湿度を上げるのに効果的で、洗濯物も乾きやすく一石二鳥です。
濡れタオルを干すだけでも効果があるので、乾燥が気になるホテルなどに宿泊したときにも使える技ですよ。
お湯や料理を活用
温かい湯気を出す煮物や鍋物は、部屋を暖めて湿度も上げてくれます。
ヤカンでお湯をわかすのもいいですね。
料理など温めた水分によって湿度を上げる方法は、キッチンと同じフロアにあるリビングダイニングにはぴったりです。
暖房による乾燥対策を怠ると、どんなトラブルがある?
理想の湿度は40〜50%といわれ、これ以下になると様々なトラブルや不調を引き起こしやすくなります。
肌のかゆみ
肌の水分が奪われてかさついたり、ひどい場合はかゆみが生じたりすることもあります。
ハンドクリームやリップクリームを塗ってケアされる方が多いかと思いますが、油分を補うクリームでは水分不足は補えません。
加湿を十分に行うことで、ケアの効果をより高めてくれるでしょう。
粘膜が弱る
鼻、喉、目には粘膜があります。
粘膜が乾燥して弱ると抵抗力が落ち、喉がイガイガする・鼻がむずむずする・目がしょぼしょぼする等、様々な不調を引き起こしやすくなります。
特に喉や鼻の不調は風邪につながりやすいので、気を付けたいところです。
実は、インフルエンザなどのウイルスは、目の粘膜からも感染すると言われているんですよ!
粘膜が弱っているとウイルスの侵入も許してしまい、インフルエンザなどのウイルス性の感染症にもかかりやすくなってしまうそうです。
ウイルスの活動が活発になる
ウイルスはもともと水分を含んだ状態で存在していますが、乾燥した空気によって水分が蒸発すると、ウイルスが軽くなり、ふわふわと浮きやすくなります。
そのため空気中に舞いやすく、感染を広げやすくなるのです。
ウイルスの感染経路には、くしゃみやせきなどの飛沫感染がありますが、乾燥した空気の方がウイルスは長い距離を飛ぶことができるとも言われています。
そこに、粘膜が乾燥して抵抗力が落ちた人がいれば、当然、感染はしやすくなります。
特にインフルエンザは感染力が強いので、一人がかかると他の家族にも感染させやすくなります。
適切な湿度を保ち、ウイルスの活動を抑えるとともに、体の不調を起こさないようにすることが大切です。
暖房による乾燥対策を十分にして快適に過ごそう
温度によって保持できる水分量は違い、温度が高ければ高いほど、保持できる水分量も多くなります。
そのため、気温の低い冬は、空気に含まれる水分の量が少ない状態です。
さらにエアコンなどの暖房によって部屋を暖めることで、空気に含まれる水分量の割合が減ってしまい、乾燥した状態になりやすいです。
乾燥した状態で過ごすと、肌や喉の不調を引き起こすだけでなく、風邪になったりインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったりします。
特にエアコン暖房は乾燥しやすいため、加湿器をつけたり、洗濯物を部屋干ししたり、湯気出るような料理やお湯などで、十分な加湿対策を行うことが大切です。
乾燥対策も重要ですが、部屋をしっかり暖めるためには暖房設備のメンテナンスも大切ですよ!
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