換気扇を掃除しないとどうなる?掃除方法や掃除の頻度もご紹介
2023.05.30 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
快適で健康な住まいを守る換気扇。
定期的な掃除を怠ってしまうと、故障や異常の原因になったり、シックハウス症候群の危険性が高まったりと、さまざまな問題が生じる可能性があります。
今回は、換気扇の掃除を怠ってしまった場合の影響を解説します。
掃除方法や掃除の頻度についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
換気扇を掃除しないとどうなる?放置するリスクを確認
換気扇は定期的に掃除をしないと、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
- 換気扇の故障・異常の原因になる
- シックハウス症候群や一酸化炭素中毒の危険性が高まる
- 油汚れが広がる
- 室内ににおいやホコリ、湿気がたまる
それぞれ詳しく解説していきましょう。
故障・異常の原因になる
換気扇にたまったゴミやホコリが原因となり、モーターやファンなどの部品が劣化し、換気扇が故障してしまったり、異常が発生することがあります。
例えば、換気扇の羽根が汚れて回転が重くなることでモーターに負荷がかかり、故障してしまうこともあります。
また、換気扇の羽根に異物が挟まったり、汚れでスムーズに回転しなかったりすると、異音や振動の原因にもなります。
換気扇からの異音については「換気扇から異音がする!異音の原因や対策を詳しくご紹介します!」でも解説していますので、あわせてご参考ください。
さらに、換気扇のフィルターや排気口の詰まりは、換気機能の低下につながります。
また、換気機能の低下は換気効率を低下させ、消費電力の増加にもつながります。
シックハウス症候群や一酸化炭素中毒の危険性が高まる
換気扇が正しく機能しないと、室内に汚れた空気がたまってしまい、シックハウス症候群の危険性が高まることがあります。
シックハウス症候群とは、建物内に化学物質や微生物などの室内汚染物質が蓄積することによって発生する健康被害です。
シックハウス対策のため、2003年(平成15年)に建築基準法が改正され、住宅に24時間換気システムを設置することが義務付けられました。
そのため、2003年以降に建てられた住宅には24時間換気システムが設置されています。
掃除ができていないなどのメンテナンス不足により、24時間換気システムが十分に機能していない場合は、シックハウス症候群の危険性が高まってしまいますので、注意が必要です。
さらに、換気扇の不具合は室内の酸素不足にもつながります。
料理をしたり暖房機器を使用したりする際に室内に酸素が足りていないと、一酸化炭素中毒の危険性が高まり、最悪の場合は命を落としてしまうリスクもあります。
シックハウス症候群や一酸化炭素中毒などの重大な症状以外にも、室内の空気汚れはアレルギーや花粉症などを引き起こす可能性も。
特に子どもの場合は一度に吸い込む空気量の比率が大人と比べて多いため、発症する可能性も高い傾向があります。
油汚れが広がる
キッチンで調理をする際に排出される油煙やにおいを取り除くための換気扇・レンジフードが機能していない場合、油汚れが広がるリスクがあります。
レンジフード内部に油汚れが蓄積されると、次第ににおいや煙を除去する能力が低下します。
効率的な換気ができずに油煙やにおいがキッチン内に残留してしまうため、壁や天井、カーテンなど、室内のにおいやベタつきが発生することもあります。
たまった油汚れが料理に混入してしまうケースもあるため、注意が必要です。
さらに、油汚れが広がることでレンジフード自体が火災の原因になることも。
油汚れが蓄積されたフィルターやダクトが過熱し、発火する可能性があります。
レンジフードの臭いの原因や汚れを放置する危険性についてはこちらもご覧ください。
レンジフードが臭い…気になる場合は掃除が大事!原因や対策をご紹介
室内ににおいやホコリ、湿気がたまる
換気扇の掃除を怠ることで換気機能が低下してしまうと、室内の空気の入れ替えが十分に行われなくなり、生活臭が発生したりホコリが溜まりやすくなったりします。
家の中にたまった湿気が外に排出されず、結露が発生しやすくなることもあります。
特に湿気が発生しやすいお風呂の換気扇の効果的な使い方や注意点などは、こちらも参考にしてください。
お風呂の換気扇の正しい使い方でカビ対策を!効果的な使い方や注意点
また、換気扇の不具合によるにおいや汚れは、害虫の発生原因にもなります。
室内を清潔に保って害虫を防ぐためにも、換気扇の掃除は重要です。
換気扇の掃除方法は?掃除の頻度もご紹介
一般的な換気扇の掃除は、以下の手順で行います。
- 換気扇の電源を切る
- カバーとフィルターを取り外す
- ホコリを取り除き、汚れがひどい場合は中性洗剤で洗う
- しっかりと乾燥させる
- フィルターとカバーを取り付ける
換気扇を掃除する際には、事故防止のため必ず電源を落としてから取り掛かりましょう。
掃除後はカビを防ぐために、しっかりと乾燥させてから取り付けます。
フィルターが著しく汚れている場合は、フィルター自体を新品に取り替えるのもおすすめです。
24時間換気システムの掃除方法についてはこちらもご覧ください!
24時間換気システムは掃除が必要!掃除方法やフィルター交換方法は?
換気扇の掃除頻度は?
換気扇の掃除頻度は使用頻度や使用環境によって異なりますが、目安は以下の通りです。
- レンジフード:3~6ヶ月に1回
- 24時間換気システム:6ヶ月~12ヶ月に1回
- お風呂の換気扇:3ヶ月に1回
- トイレの換気扇:3ヶ月~半年に1回
定期的な掃除をより楽にするためには、換気フィルターとして不織布シートを活用することがおすすめです。
不織布シートは、好きな大きさ・形にカットして換気扇に取り付けられる使い捨てのフィルターとして活用でき、換気扇自体が汚れるのを防ぐ効果があります。
使用頻度や環境に応じて適切な頻度で掃除を行うことで、換気扇の効果を維持し、快適な室内環境を保つことができます。
換気扇の掃除は札幌ニップロにおまかせ!
換気扇の掃除や交換は、札幌ニップロでも承っております。
「換気扇から異音がして自分で掃除してみたが改善されない」「掃除方法に自信がない」など、メンテナンスについてのご質問についても、お気軽にお問い合わせください。
札幌ニップロの換気扇掃除の事例もご紹介します!
【事例1】レンジフードの油汚れの清掃
築20年のお家で、レンジフードの掃除はほとんど行なってこなかったという事例です。
レンジフードの油受けには油がいっぱいにたまっていて、レンジフード自体から油が垂れていました。
そこで、まずは油受けの油を捨て、きれいに清掃。
ファンには油とホコリが固まってくっついていたため、削るようにヘラでとっていきました。
油汚れがなくなり、ベタつきのないきれいな状態に仕上がりました。
【事例2】換気フィルターの掃除
こちらは、掃除を3年間行なっていなかった24時間換気の換気フィルター。
汚れがびっしりとたまってしまっていました。
ダクト内やモーターファンにもホコリがたまっており、そちらの汚れも取り除きました。
今後も快適な住環境を維持していただくために、換気設備のお手入れ方法やお手入れ頻度のアドバイスも行なっています。
お問い合わせいただく方の中には、「掃除したほうがいいのは分かっているけど忙しくてなかなか取りかかれない」「フィルターを取り外してみたら思ったよりも汚れていて触れることに抵抗を感じてしまった」という方もたくさんいらっしゃいます。
札幌ニップロは、札幌市および札幌近郊エリア対応※の換気設備メンテナンスのプロです。
このような換気扇の掃除のお悩みはもちろん、部屋のホコリが気になる、ペットや小さな子どものために空気を清潔に保ちたいといった換気扇のお悩みもお聞かせください!
換気扇の掃除以外にも、換気設備の点検や定期的なメンテナンスサービスもご用意しています。
※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください。
換気扇は掃除しないとデメリットが大きい!故障や健康被害に注意を
キッチンやトイレ、お風呂、24時間換気など、さまざまな場所で使われている換気扇。
換気扇は、定期的な掃除を怠ってしまうと、故障や異常のほか、シックハウス症候群などの健康被害などを引き起こす可能性があります。
また、室内ににおいやホコリがたまるようになったり、レンジフードの機能が低下している場合は、油汚れを広げてしまったりする原因になります。
定期的に掃除を行い、きれいに保つように意識しましょう。
自分で掃除しても汚れが落ち切らない場合は、当社の専門スタッフからアドバイスさせていただきますのでご相談ください!
札幌ニップロでは、換気設備の交換・メンテナンスを承っております。
札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)で、換気扇に不具合がある、点検・掃除をお願いしたいという方はお気軽にご相談ください。
※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!