長期間家を空けるときの注意点!換気口から虫が侵入した事例も

2021.03.01 UPDATE

ハチの巣

こんにちは。換気設備の工事店、札幌ニップロです。

家を長く留守にするとなった場合、不安なのが防犯や虫の被害について。

家を空けるのが1週間~1か月以上になる場合は、3日程度の外出とは違った対策が必要になりますね!

今回は長期間にわたり家を空けていたら、虫の被害を受けてしまったという相談事例をピックアップして、対策や注意点をお伝えしていきます。

今回紹介するのは、小樽市のH邸で実際にあった事例です。

家を空けるのが長期間になってしまう場合はどうしたらいいのかな?とお悩みの方はぜひ参考にして下さい。

防犯対策はもちろん大切ですが、家の設備の対策もしっかり行いましょう!

 

この記事では、長期間にわたって家を空けた時に起きた事例と、注意点について解説しています。

長期間家を空けたら虫が住み着いた!?

小樽市のH邸で実際にあった怖い話・・・。

半年ぶりに帰ってきた我が家。

しばらく家を空けていたので、異常がないか家の周辺を確認していたところ、虫が多く集まっていることに気がつきました。

近づいてよく見てみると、なんとその虫の正体は「蜂(ハチ)」。

 

これは大変だ!とすぐに駆除業者を手配したところ、驚きの事実を知ることになります。

なんと、家の外ではなく、家の中に巣を作っているようだ、と。

ハチの巣

分かりづらいですが、ここから出入りしているようでした。

ここは何だと思いますか?

なんと、家の換気設備の一部なんです。

見えているこの部品は室内の空気が排気される部分。ダクトという長い筒状の管を通して室内と繋がっています。

 

換気の運転を長い期間止めていたことで、浴室と外の排気部分に繋がるダクトに虫が住み着くという事態が起こってしまったのです。

虫にとって快適な環境が長期間続いてしまい、巣まで作ってしまったんですね。

お客様で手配したハチの巣駆除の業者さんに駆除スプレーにて対処してもらったものの、設備の中の巣を取り除く作業は換気のプロの仕事。

このような流れで当社、札幌ニップロにご依頼をいただくことになりました。

 

換気の設備入替が必要になった事例

換気ダクトの中を点検すると、巨大なハチの巣を発見。

今回は、巨大なハチの巣を撤去することが難しいこと、換気システム自体が古くて劣化が進んでいたことや、設備からの異音や異臭が発生していたため、ダクトと換気本体を交換することになりました。

こちらが今回の原因となった物体の画像です。

ハチの巣

 

今回の件は、家を空けていた長期間に換気扇を止めていたことで空気の流れがなくなってしまい、温もりを求めてきたハチが集まってしまったようです。

こちらは換気本体の写真です。ここから湿気を吸って外へのダクトを通して換気を行っています。

 

24時間換気の本体

 

こちらは換気本体と排気口に繋がっているダクトです。お風呂場はお風呂やシャワーに入ったりするため、ダクト内は温度が上がりやすく湿気もあるので虫にとっては快適な環境です。

 

換気ダクト

 

大切なおうちにハチが発生したら…考えるだけで怖いですね!

長期間にわたって家を空けるときはこのような虫の被害に注意しましょう。

家の中にハチが入ってくることはなかったので、虫の駆除と換気設備の入替により解決できましたが、ハチが飛び回っているという事態は危険ですよね。

 

換気本体も新しくなり、安心して家に戻ることができるとお客様に大変喜んでいただきました。

 

24時間換気

せっかく新しい設備に替えたので、また同じようなことが起こらないように注意しなければなりませんね!

虫の室内への侵入経路や住み着きやすい場所としては床下や天井裏の通風孔の周辺なども挙げられます。

蜂が再びやってきて同じ場所に巣を作る可能性もあります。侵入経路になりやすい通風口に金属のネットをつけたり、ガラリを細かい目のものにすることで対策することも効果的です。

 

長期間家を空けるとき、24時間換気は止めていい?

24時間換気を行うことで「大切なおうち」と「家族の健康」をカビや湿気から守ることができます。

今回の事例は、長期間家を空けていたことで起きてしまったケースです。

では、もしも長期間にわたって家を空けることになった場合、おうちの24時間換気はどうすればよいのでしょうか?

 

お家を空ける期間にもよりますが、基本的にはお部屋のドアやクローゼットを開けて空気の通り道を作り24時間換気をつけっぱなしにするのが安心です。

長期間密閉された空間だと、どうしても湿気や汚れた空気が溜まってしまいます。この記事で紹介した虫の被害の他、匂いやカビなどトラブルの原因になってしまいます。

 

やむを得なく24時間換気を止めて長期間家を空けた場合は、帰ってきた時にすぐに換気をすることと、換気フィルターの掃除を忘れずに行いましょう。

 

利用している換気システムや家を空ける期間にもよるので、どうしたらよいかわからない場合は設置している換気のメーカーさんに相談するのも良いですね!

 

また、札幌ニップロでも24時間換気をはじめ、換気の相談を承っております。

専門の知識のあるスタッフが対応させていただきますのでどんなことでもご相談ください♪

 

ご不明な点や、ご相談についてはこちらへ。

→ お問合せフォーム

 

 

また、24時間換気に関するおすすめ記事はこちらです。

是非ご参考にしてください。

 

24時間換気システムのお手入れについて

冬の24時間換気について

 

24時間換気の設備の場所も分からない、必要なお手入れが分からない、という方には無料診断を実施しています。

お手入れのコツや頻度の目安、今の換気状態などしっかりアドバイスします。

ご希望の方は、0120-101041またはフォームからお問合せ下さい。

 

家を長期不在にするのが、冬だったら?

ここからは24時間暖房(セントラルヒーティング)の注意点についても触れておきます。

 

冬に長期間家を空ける場合

北海道などの寒冷地では利用しているご自宅が多いセントラルヒーティング。

家を空けている間に地震などが発生した場合は、耐震装置が作動して暖房が止まってしまうことがあります。

そんなとき、水落し等の準備をせずに家を長期間不在にしてしまうと、凍結等の心配も出てきますね。家を空けるのが長期間になると前もって予定しているのであれば、水抜きをして暖房を止めておきましょう。

水落としの方法が不安な方は、設備店に相談しましょう。

 

旅行など短い期間の留守は?

冬に家を空ける時、2-3日くらいの短い日程であれば、リモコンの温度設定で温度を低く設定してつけっぱなしにすることで、水落しをしなくても凍結の心配をせずにお出かけできます。家が冷え切ってしまうとお部屋を暖めるのに時間がかかってしまいます。

セントラルヒーティング以外のストーブに慣れていたりすると、24時間連続して暖房をつけることに抵抗を感じたり光熱費が心配になってしまう人は少なくないはずです。しかし、室温が下がった部屋を再度温め直すほうが効率悪く光熱費がかさんでしまうことも!セントラルヒーティングの24時間運転は基本的なことなのです。

ですが、長期間家を空けるとなると話は別です。先ほど解説したように、しっかりと水落としをして凍結予防をしましょう。

 

また、先ほどセントラルヒーティングの24時間暖房について記載しましたが、厳冬期と比べると比較的外気温が高い時期の春先や秋口などの使用方法として、日中や就寝時はリモコンのタイマーを利用して暖房を止める時間を多少作る方法もあります。季節や上記用に合わせて上手に使いましょう。

セントラルヒーティングは24時間つけていることによって建物全体どこにいても温かく、建物内の気温差がないので快適に過ごせるというメリットがあります。

また、温度の変化に敏感な高齢の方や、小さなお子様も健康的に生活することができます。

新しくセントラルヒーティングを利用する方は使い方や温度調整など、わからないことがたくさんあると思います。不安なことがあれば札幌ニップロにお気軽にご相談ください!

 

セントラルヒーティングの24時間暖房についての記事もあるのでよかったらチェックしてみてください♪

セントラルヒーティングは24時間運転がいいって本当?

 

 

いかがでしたか?

旅行など、長期不在の際は防犯対策の他に、虫の対策も必要なんです。

不在にする期間にもよりますが、できれば換気システムはつけたままがお勧めです。

 

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藤井 純(フジイ ジュン)

約30年、セントラルヒーティングの新築施工管理、設計・積算、アフターサービスに携わってきました。
換気の設備・冷暖房に関する設計から施工・アフターメンテナンスなどに関するお困りごとは是非ともご相談下さい。一つ一つ解決していきましょう。

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