24時間換気システムは掃除が必要!清掃方法やフィルター交換方法は?
2024.05.04 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
リビングや洗面所に設置されていて、自然と目に入ってくる24時間換気システムの換気口。
「24時間換気システムの掃除ってした方がいいんだよね…?」と思いつつ、見て見ぬふりをしていませんか?
小さな設備なので、そんなに汚れてないだろうと思われている方がいらっしゃるかもしれませんね。
そんな24時間換気システム、絶対に掃除してください!
掃除をせずに放っておくと、汚れた空気を家の中に入れてしまっている可能性がありますよ。
今回は24時間換気システムの掃除が必要な理由や掃除方法、掃除をする際の注意点などをご紹介しますね。
目次
24時間換気システムとは?仕組みを簡単に
24時間換気システムとは、常に外から空気を取り入れる給気と、家の中の空気を排出する排気を計画的に行う「機械換気装置」のこと。
高気密住宅が増える中、かつて家の建材には化学物質が含まれるものも多く、シックハウス症候群を引き起こす恐れがありました。
これを防ぐために、2003年の法改正以降、24時間換気システムは新築住宅への取り付けが義務化されています。
壁についている「給気口」にはフィルターが入っているタイプがあります。
外から入ってくる黄砂やPM2.5、花粉などをブロックできるフィルターもあります。
トイレや風呂は単独で換気を行うタイプもありますが、最近ではだいたいどのメーカーでも「24時間換気システム」といった表記でスイッチがあるはずです。
※海外製品や2003年以前の製品及び、住宅の仕様によってが例外もあります。
24時間換気システムは掃除も重要!
24時間換気システム内部のフィルターは、外から空気と一緒に入ってくるさまざまな汚れをブロックしてくれます。
しっかりと汚れを取るからこそフィルターは汚れやすく、環境によっては1ヶ月使っただけで真っ黒になってしまうことも珍しくありません。
1~2ヶ月に一度は点検を行い、自分の家がどのくらいで汚れるのか、確認しておくことをオススメします。
汚れたフィルターを使っていると、そのフィルターを通った汚れた空気が室内にどんどん入ってきてしまいます。
また、汚れた状態で放置していると目詰まりを起こし、換気量の低下に繋がります。
そして、目詰まりにより本来空気が通らない「建物のスキマ」から空気が入ってくるようになって周りの壁紙が黒く汚れたり、結露するケースもあります。
換気本体の経年劣化等でパワーが落ちている状態で目詰まりを起こすと、まるっきり換気されない状態になるケースも…。
室内の結露からカビが発生し、建物にも大きなダメージを与えてしまいます。
排気口や給気口のお手入れ方法
せっかく家の中の空気を入れ替えるためのシステムなのに、逆に汚れた空気を入れてしまっては元も子もありませんね。
手に入れた夢のマイホーム。大切な自分の家を守るためにお手入れは必要なのです!
24時間換気システムの構造は主に「排気口」「給気口」「フィルター」の3つ。
今回は、24時間換気の中でも多く採用されている第三種換気のお手入れ方法を解説します。
マスク・手袋を着用した状態でお掃除をしましょう。
給気口
- 24時間換気システムの電源を切り、給気口のカバーを外します。
- フィルターを取り除きます。(フィルターの掃除方法は次にご説明します)
- 給気口内のほこりを取ります。大きな汚れはまずは掃除機で、細かい部分は割りばしにペーパータオルを巻きつけて拭い取るとキレイになります。
- フィルターを元に戻し、カバーをかぶせて完了です。
フィルター
清掃のサイクルの目安は2ヶ月~1年です。
水洗いできるタイプとそうでないタイプがありますので、取扱説明書で必ず確認してください。
水洗いできないタイプは掃除機で汚れを吸い取るだけです。
経年劣化でボロボロになることもありますのでご注意を。
使用年数を過ぎたものや汚れが落ちない場合は新品に交換しましょう。
水洗いができるタイプは、以下の方法で掃除します。
- まずは掃除機でほこりを吸い取っておきます。
- シャワーを当てて水洗い。しつこい汚れがあるときは中性洗剤を使ってください。
- ペーパータオルなどで挟むようにして水気を拭き取り。ぎゅうぎゅう絞ると変形や破損の原因になるので注意!
- 陰干しでしっかり乾かします。
水分が残ったままになっていると汚れが固まりやすくなってしまうため、乾燥は大切です。
排気口
排気口の掃除方法は給気口とほぼ同じです。
天井などの高い位置に設置されていることもあるので、安全には十分配慮して行ってください。
換気装置(本体)
清掃の目安は半年~1年サイクルです。
壁や天井、屋根裏・床下など設置場所は様々です。
設置場所が不明であれば、建築会社や管理会社に確認しましょう。
ファンの内部にホコリがたまると換気能力が低下し、故障の原因となります。
メーカーによってお手入れの手順が異なるので、必ず取扱説明書に従いお手入れを行って下さい。
- 電源スイッチを切る。(専用回路がある場合は、ブレーカーも落としましょう)
- 本体カバーを外します。
- ファンを取り外します。
- ファンを清掃します。スキマのごみを掃除機でやブラシを使って取り除きましょう。水洗いをした場合はしっかり水気をふき取ります。
※ファンは水洗いができない機種もありますので、取扱説明書を確認して作業しましょう。
24時間換気システムのフィルターは交換も必要!
24時間換気システムのフィルターは、定期的に交換するタイプと、清掃して使い続けるタイプの2種類があります。
交換する場合は、2年に一度の頻度を推奨しているメーカーが多いようです。
ご家庭のフィルターがどちらのタイプにあてはまるかは、取扱説明書をご覧になってご確認ください。
「フィルターを水洗いして陰干しで乾かして…そんな時間が無い!」という方は、交換してしまうのも一つの手。
時間がないときは掃除機でほこりを吸うだけでもOKです。
「いつかやろう」と思いながら汚れたフィルターをそのままにしておく方が問題なので、ご家庭に合った方法をお試しください。
札幌ニップロでは、「換気設備の無料相談」や「空気のセツビ診断」「空気のクリーニング」などのメンテナンスも行っています。
標準のフィルターの他、花粉やPM2.5対策用のフィルターも取り扱っております!
お気軽にお問い合わせください。
24時間換気システムの掃除をしてキレイな空間を保とう
24時間換気システムは、常時、外からの空気を取り入れ、家の中の空気を排出するシステム。
24時間換気システム内部にはフィルターが入っており、外気の汚れを家の中に入れないようにブロックしてくれます。
空気には花粉やほこり、黄砂、PM2.5などさまざまな汚れが含まれていますが、フィルターによって効果は異なります。
花粉やPM2.5を防ぎたい場合は、専用のフィルターがございますのでご不明な場合はお問合せください。
24時間換気システムは使っているとあっという間に汚れてしまいます。
汚れた空気が家の中に入ってくるのを防ぐために、排気口と給気口、フィルターの掃除は定期的に行いましょう。
「掃除方法がわからない」「壊してしまいそうで怖い」「設備が高い位置にあって掃除が難しい」そんなお悩みがありましたら、換気設備メンテナンスのプロ、札幌ニップロにお気軽にご相談ください。
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