お風呂の換気扇の正しい使い方でカビ対策を!効果的な使い方や注意点
2024.01.23 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
お風呂の換気扇はカビ対策をするうえで欠かせませんが、お風呂の換気扇の正しい使い方を知っていますか?
カビ予防のために、24時間つけっぱなしにした方がよいのか、浴室のドアは開いた方がいいのかなどのよくある疑問とともに、お風呂の換気扇の正しい使い方についてお話していきます。
目次
お風呂の換気扇、正しい使い方はつけっぱなしが基本ってホント!?
「お風呂の換気扇は24時間つけっぱなしにするのが基本」という話を聞いたことがある方は多いかもしれません。
湿度によるカビ対策、電気代なども気になるので、つけたままがいいのか、切ったほうがいいのか悩んでいる方も多いはず。
お風呂の換気扇のタイプには「24時間換気機能付き」と「単独換気」の2種類があります。
「24時間換気機能付き」は浴室乾燥機に機能されていることが多く、特にマンションなど気密性が高い住居に取り付けられています。
このような換気扇の場合は、シックハウス対策でお風呂だけでなく家全体の空気を入れ替える役割を果たしており、24時間常時換気することが基本です。
「単独換気」は、局所的かつ強制的に換気を行うのが特徴で、お風呂やキッチンなどに使われることが多いタイプです。
一般的に、お風呂の換気扇は湿気を除去できれば良いわけですから、24時間常時換気が必要な換気扇を除けば「完全に乾燥できたら停止しても良い」と考えられます。
必ずしも24時間お風呂の換気扇を回し続ける必要はないですが、「浴槽にお湯をためっぱなしにしている」「排水口のにおいが気になる」など、24時間つけっぱなしの方がメリットがあると考えられるケースもあります。
お風呂の換気扇はご家庭の状況に合わせた使い方をすることが大切です。
お風呂の換気扇の効果的な使い方と注意点
お風呂の換気扇は、正しい使い方をしないと効果が半減します。
まずは基本の使い方をおさらいしましょう。
<お風呂の換気扇の正しい使い方>
・入浴後は必ず換気扇をつける。もちろん入浴中につけてもかまいません。
・完全に乾燥できたら停止しても良い(ただし24時間換気システムの場合は常にオンの状態が基本)
・フィルターの掃除をこまめに行う
以上の3点です!
お風呂の換気扇の目的は「水滴や湿気を長時間浴室内に留めないこと」です。
すみやかに換気を行うことで、効率よく浴室内を乾燥させることができます。
浴室に水滴がついたまま長時間換気をおこなわないと、カビの発生原因にもなります。
換気扇のフィルターが汚れていると、換気機能が十分に働きません。
こまめなお手入れも大切です。
「換気扇に手が届かない」「部品がバラバラになりそうで怖い」という方は、専門業者に依頼することをおすすめします。
札幌の換気設備メンテナンスなら、私たちニップロにお気軽にご相談ください!
お風呂の換気扇の効果的な使い方
お風呂の換気扇を回すときに、早く換気させようとお風呂のドアや窓を開けていませんか?
実はこの行為、逆に換気を中途半端にしてしまう原因なんです。
浴室の窓を開けていると、窓周辺の湿気だけが外に出てしまい、お風呂全体が十分に乾燥できません。
また、浴室のドアを開けたままだとお風呂の湿気が部屋に流れ、部屋の湿度を上げてしまう原因になります。
もちろん、部屋がエアコンで乾燥しているときなどは、逆に湿気を流入させる有効な手立てですが、部屋の湿気も気になるときは気をつけるべきでしょう。
よって、お風呂の換気扇の効果的な使い方は「換気扇を使うときは、お風呂の窓やドアは開けないこと」です!
お風呂の換気扇の使い方で注意すること
冬場の脱衣所と浴室の寒暖差によって起きやすい「ヒートショック」。
冬場にお風呂で寒いと感じた時は、入浴中に換気扇は回さず、浴室から出たタイミングで回すようにしましょう。
続けて家族が入浴する場合は、換気扇はつけずにそのままにすると、浴室の温かさをキープできます。
ただし、長時間放置するとダクト内部に結露が発生し、カビの発生原因になるので、換気のスイッチを入れるのを忘れないようにしましょう。
24時間換気システムで止められない場合は、浴室外にもヒーターを設置して温度を保てるといいですね。
ヒートショック予防についてはこちらの記事に詳しく掲載しておりますので、ぜひご参考にしてください。
換気扇をつけっぱなしにする使い方だと、電気代はどれくらい?
お風呂の換気扇は浴室が完全に乾燥していれば電源をオフにして大丈夫ですが、家族が頻繁にお風呂を使う家庭や、浴室のにおいが気になる場合など、24時間換気扇をつけっぱなしにしたいという方もいらっしゃるかと思います。
そんなときに気になるのが「電気代」ですよね。
ご使用の機種や、電気会社の料金プランなどによって変わってきますが、一般的には「数十円~数百円」と言われています。
お風呂の換気扇は、消費電力が一般的に20Wほどが多いです。
1kWh=27円で計算すると、0.020/kWh×27円×24時間=約13円/日。
13円×31日=403円。
省エネタイプの換気扇だとさらに安くなります。
電気代を気にして、浴室がしっかり乾燥する前に換気を止めてしまうと、カビが生えてしまったときに使うであろうカビ取りの漂白剤や、カビ防止の薬剤の料金に掃除の手間がかさんでしまいます。
また、トイレや洗面所の換気扇の使い方についてはこちらに記載しておりますので、併せてご参考にしてください。
お風呂の換気扇は正しい使い方でカビを予防しよう
お風呂の換気扇は、24時間換気システムでない限り、24時間つけっぱなしにする必要はありません。
お風呂の中が十分乾燥していれば、止めても大丈夫です。
湯船にお湯をはったままにすることが多いという家庭や、排水口からのにおいが気になる場合は24時間つけっぱなしでもOKです。
24時間つけっぱなしでも、かかる電気代は月に約400円ほどです。
換気を効果的に行うために、換気扇をつけるときはお風呂の窓やドアは締め切ったままにするのが良いでしょう。
毎日のカビ予防のためにも、お風呂の換気扇は正しく使えるといいですね!
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