2023.07.05 UPDATE
ベランダ無しの2階にエアコン取り付け工事
今回は、戸建住宅の2階のリビングと、寝室の2部屋にそれぞれ1台ずつエアコンを増設した施工事例で、ベランダが無い部屋への取り付けです。コンセントは既存の設備を使用しました。
エアコン設置を検討する際に悩むのが室外機の置き場所ですよね。
施工方法には様々なパターンがありますが、今回はベランダがない2階の部屋にエアコンを設置しています。
2階や3階以上の部屋に設置する場合、ベランダがあれば設置場所を決めやすいのですが、無い場合は現地の状態などを確認して適切な位置を相談して決めていきます。
この記事では、ベランダが無い2Fの部屋にエアコンを設置した施工事例を紹介しています。
エアコンの設置準備
2階の寝室にエアコン1台を設置する準備をしていきます。
コンセントの増設はせずに、既設のものを使って設置することになりました。
エアコン室内機の設置作業
エアコンの室外機は屋外に設置しますので、窓の横に冷媒配管を通す為の穴を開けていきます。
写真では分かりにくいですが、エアコンからはドレン水がでるので、エアコンの外へ排水する必要があります。
その為、勾配をつけて穴あけを行っています。
冷媒配管を本体設置位置まで持っていきます。
窓横に穴を開けたため、少し長めの配管になりました。
お客様と相談しながら室内機を設置する位置を決めていきます。
室内機を設置する際に、壁紙やエアコン本体が傷つかないように
据付板(室内機を設置する為の金属製の板)のサイドに養生をしています。
エアコン室内機の設置完了
エアコンの室内機設置が完了しました。
取り付けたエアコンはダイキン製の【S28ZTES】です。
色はホワイトで、ツヤがあります。
風の向きを設定することができるので、部屋全体に冷風を送ることができます。
エアコンは機種によって、羽根が上下にのみ動く、自動または手動で左右の調整もできるなどの機能が異なりますので、設置する箇所によって必要な性能がある機種を選択しましょう。
横まで伸びていた冷媒配管は化粧カバーを設置して、綺麗に納まりました。
室内機の真裏に配管の穴を通せなくてお悩みの方も、化粧カバーを設置することで目立たなく見栄え良くすることができます!
室外機の配管にも化粧カバーをつけることができます。
化粧カバーには、見栄えだけではなく紫外線による配管の劣化を防ぐ効果もありますので、エアコンを設置するときに取り付けすることをおすすめします。
室外機の設置も完了しました。
今回はプラブロックの上に室外機を置いています。
雨水や湿気を吸い取るのを防いだり、錆から守る効果もあります!
冬は雪で埋まってしまう場合がありますので、ビニールシート、ブルーシート等で養生をお勧めします。設置する地域や、設置位置によっては架台や防雪フードをおすすめしています。
2Fリビングにエアコンを設置
エアコンの設置準備
寝室のエアコンと同じく、冷媒配管を通す穴を開け、配管を外へ通します。
壁の中に通っている配線や、柱などを傷つけないように行う慎重な作業です。
エアコン室内機の設置作業
リビングのエアコンも設置位置をお客様に確認の上、設置していきます。寝室のエアコンと同じく、壁が傷つかないように養生をして設置していきます。
職人さんの知恵で壁紙に養生をして、設置するようにしたそうです!
エアコン室内機の設置完了
リビングのエアコンは、本体の真後ろに冷媒配管を通すことができましたので、かなりスッキリとした見た目になりました!
取り付けたエアコンはダイキン製の【S40ZTFXP】です。
色はホワイトで、寝室に設置したエアコンとは異なるツヤなしのタイプです!
室外機の設置場所
外の冷媒配管にも化粧カバーを設置しました。
こちらも寝室のエアコンと同様に綺麗に納めることができました。
今回は室外機の化粧カバーのカラーはアイボリーですが、その他にホワイト・グレー・ブラウン・ブラックがあります。外壁のお色に合わせた物をお選びいただけます!
※室内機の化粧カバーはホワイトのみとなります。
寝室の室外機、リビングの室外機の設置が完了しました!
室外機は直射日光が当たらず、風通しの良い場所、また水平に置ける場所がおすすめです!
エアコンの室外機の最適な設置場所は?
エアコンを設置する際によくある質問としては、専用コンセント、室外機設置場所について相談いただくことが多いです。
北海道など、降雪地域ですと雪の影響も考えながら設置する必要があります。
特に寒冷地型エアコンの場合、置く場所によっては吹雪の影響を受けにくくする「防雪フード」や、積雪に埋もれないよう「高置式架台」が必要なケースになります。
2階以上の部屋へのエアコン設置を検討している場合、ベランダがある場合は、室外機はベランダに設置するのをおすすめしています。
ベランダのない3階以上にエアコン設置を予定している場合は、足場や高所作業車が必要となりますので、工事内容によって追加費用がかかります。
工事費用などを考慮する必要があるので、これから新築の戸建てを検討されている場合は足場があるうちに設置しておきましょう。
※賃貸マンションにお住まいの方は、管理人さん(管理会社)への確認が必要です
こちらの記事にもまとめてみたので、是非参考にしてくださいね。
エアコンの専用回路(専用コンセント)とは?必要性や増設方法を確認!
エアコン室内機・室外機に最適な設置場所は?具体的な場所や条件を解説
今回取付したエアコンのおすすめポイント
ここまで、札幌市の戸建住宅にエアコンを取り付けした事例を紹介しました。
今回はダイキン製の非寒冷地エアコンを設置しています。
厳冬期に使用せず、夏の冷房メインの場合は非寒冷地でも対応できますが、冬の寒い時期の暖房用としても検討している場合は寒冷地エアコンを選択しましょう。
また、寒冷地エアコンではない室外機については、使用しない期間は専用カバーまたはブルーシートなどで雪囲いをしてダメージを防ぎましょう。
寝室のエアコンはDAIKIN Eシリーズ
ダイキン製 S28ZTES
価格がリーズナブルなモデルながら、高品質でしっかり冷房。6畳~18畳対応まで揃っており、子供部屋、寝室などのご使用におすすめです。
・室温パトロール機能付き!
寒すぎ・暑すぎなど気温を感知しながら自動で調整運転してくれます。
小さなお子様、ペット、高齢者のいらっしゃるご家庭でも好評の機能です。
・水内部クリーン(結露水洗浄)機能付き!
冷房運転で発生させた結露水を利用して、熱交換器の汚れを洗浄します。
結露水で洗浄後にストリーマ照射と乾燥運転を行い、熱交換器を綺麗にします。
リビングのエアコンはDAIKIN FXシリーズ
ダイキン製 S40ZTFXP
リビングや過ごす時間が長いお部屋などにおすすめです!6畳~23畳タイプまで揃っております。
・フィルター自動お掃除機能付き!
エアコンの運転終了後、自動的にフィルターのホコリをブラッシングして、
ダストボックスに回収し、フィルターの目詰まりを抑えてくれます!
・スマホやスマートスピーカーから操作できる無線LAN内臓!
専用のアプリをご使用いただき、お使いのスマートフォンやタブレットPCが
エアコンのリモコンに早変わりします!
家の中でも外出先でもエアコン操作が行えます!
※スマートフォンやタブレットPCなどの通信可能圏内に限ります。通信費が別途発生いたします。
・さらら除湿機能でより快適な空間に!
温度を下げる除湿と寒くなりにくい除湿、寒くなった空気をあたためて戻すことができ、
室温が安定した後まで快適に除湿を行います!
Eシリーズに搭載の室温パトロール機能、水内部クリーン(結露水洗浄)機能も、FXシリーズに搭載されています!
その他にもさまざまな便利機能が搭載されています。
加湿・換気ができる他のシリーズもご用意しております!
さまざまなライフスタイルに合わせたエアコンをお選びいただけます!
Eシリーズ・FXシリーズは寒冷地仕様ではないので、真冬にご使用をお考えの方は寒冷地仕様もご用意がございますのでご相談ください!
※Eシリーズ・FXシリーズは外気温2℃以上であれば暖房機能がお使いいただけます。
春先や秋口の時期に、暖房機能をお使いいただくのがおすすめです。
札幌・近郊のエアコン設置はご相談下さい。
札幌ニップロではエアコンの取り付けはもちろん移設、取り外しなど様々なご相談を承っております。
札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)への出張点検や清掃に対応しております。
※その他のエリアにお住まいのお客様もまずはご相談ください!