2024.02.04 UPDATE
オール電化からガスの併用へ。ハイブリット暖房VIVIDOへの交換事例
こんにちは。札幌ニップロです。
今回は、築14年目のオール電化の戸建住宅にお住まいのお客様より、暖房給湯一体型温水器の周辺から水漏れのご相談をいただきました。
当初は修理のご依頼でしたが、電気温水器の標準使用年数を超えているため、メーカーからの供給ができない部品が多い機種でした。
修理をしても使用年数を考えるとまた別の部品の修理が必要になる可能性が高いことから、今回は熱源切り替えも視野に入れながら電気温水器本体の交換を進めていくことになりました。
お客様からは、冬の暖房にかかる電気代が高いので雪が降る前に工事を完了したい。また、電気代が安くなる省エネタイプの温水器に交換をご希望されていました。
暖房給湯を全て灯油ボイラーまたは、ガスボイラーへの熱源切替えか、省エネタイプの電気ボイラーへの交換をご検討されていましたが、ご自宅を建てた際に灯油タンクを置くスペースを確保していなかったこともあり、どうしたらよいかわからなくなったそうです。
後日、現地調査をさせていただき、お客様と光熱費や導入費用を検討した結果、オール電化からLPガスと電気のハイブリッドVIVIDO(ヴィヴィッド)へ切り替える方向で進めることになりました。
オール電化からガス併用のボイラーへ
既存のボイラーは暖房給湯一体型ヒーターシステム。
日立製品 BE-FH46CULBから、VIVIDO(ヴィヴィッド)への交換を行った事例です。
電気のヒートポンプを組み合わせたハイブリッド給湯暖房システムです。
ボイラー本体の取り外し撤去、VIVIDOの設置とプロパンガス用ボンベの設置を行います。
【交換前】
電気温水器のタンクに溜まった水を抜いていきます。
ボイラー内の暖房用防錆不凍液を抜いています。
注意しながら大きな電気ボイラーを撤去します。
大きな電気温水器が撤去され、スペースができたので一気に広々としました!
エコジョーズを設置する為に必要な給排気口の穴あけ作業を行います。
壁側にエコジョーズを設置し、隣にタンクユニットを設置していきます。
【交換後】
スペースが約半分程度になりました!
タンクユニットを右側、エコジョーズを左側の設置も可能です。
設置状況を見てより良い設置方法をご提案いたします。
ハイブリット暖房用のリモコンへ交換
交換前
リビング
お風呂
交換後
リビング
お風呂
リビングのリモコンは暖房・給湯とそれぞれ分かれていましたが、一緒のタイプになりました!
液晶が大きく文字が見やすいです!
プロパンガスのボンベを設置
都市ガス対象ではない地域でガス機器やエコジョーズを稼働させるためには、プロパンガスボンベの設置が必須になります。
通常ガスのみでボイラーを稼働させる場合はガスボンベを4本程度設置しますが、今回設置するVIVIDOは、外気温がマイナス25℃までは、電気を使いヒートポンプ側で暖房運転が出来るため、ガスで暖房運転する時間が短くなります。
その為、通常よりガスの使用量が少ない為、VIVIDOの場合は、2本設置となります。
見た目やスペースもとらないのでスッキリしています。
設置前
設置後
今回は設置スペースに余裕があったため
セフティボックスも設置しました。
ヒートポンプ(室外機)の設置
室外機(ヒートポンプ)を設置していきます。
暖房シーズンにも使用する為、室外機が雪で埋まらないように高さのある架台に設置していきます。
設置前
設置後
全ての工事が終了しました!
オール電化住宅からガス併用にするメリット
ホットタイム22ロングが継続できる
一度解約したら再契約はできなくなるオール電化住宅向けホットタイム22の契約。
オール電化からの切り替えを検討している方は、解約がネックで足踏みしている方も多いのではないでしょうか。
VIVIDOはホットタイム22ロングの電気契約を継続しながらガスも併用できます。
お湯をためる必要はないので、ドリーム8は解約して従量電灯とホットタイム22の併用パターンが多いです。
冬の暖房にかかる電気代が高いので、他熱源への切り替えも検討しているが、ホットタイム22は解約したくない・・・という方には安心です。
既存の温水システムは再利用できる
現在設置されているセントラルヒーティングシステム(パネルヒーター・床暖房などの放熱器、温水配管)はそのまま使用できます。
省スペース
電気温水器は、中にお湯をためる構造になっているのでとにかく大きいです。
ハイブリッド給湯暖房VIVIDOの室内のボイラー本体は、電気温水器と比べると半分程度のスペースがあれば設置が可能なので、空いた分のスペースが活用できるのも魅力の一つです。
電気代の節約
VIVIDOは空気を圧縮した際に発生した熱を利用する、ヒートポンプ方式で暖房をします。
簡単に説明すると室外機内にあるポンプを動かすときにだけ電気を使います。
ヒートポンプ以外の電気温水暖房システムを使用されている方は、電気エネルギーそのもので温める方式の為、間違いなく電気使用量が減るので、確実に電気代が下がります。
更に、電気使用時に負担している、再生可能エネルギー発電促進賦課金も、電気使用量が下がるので必然的に負担金額も安くなります。
電気代の基本料金についても、VIVIDOに交換した後の電気基本料金は2kW契約となるので、現在2kw以上で契約されている方は今より安くなります。
トータル的に暖房にかかる電気代が削減できるのも、たくさんのオール電化ユーザー様に選ばれるポイントです。
カットタイムを気にせずに暖房
ホットタイム22ロングの遮断時間(1日2時間)は、温水暖房が運転できないので、室温が確実に下がって寒いですよね。
VIVIDOの場合は、遮断時間の時や、ヒートポンプで暖房が賄えない時は、ガスで暖房を稼働させることができるので、室内が寒いという事が少なくなります。
また、寒いときは自動でガスに切り替わる自動運転や、ガスを使用しない運転モードにも、お客様のお好みに合わせてお使いいただけます。
お湯切れの心配がない
電気温水器は、タンクにお湯を溜めておくシステムになっているため、お湯を使用しすぎると湯切れを起こしてしまうことがあります。
VIVIDOは室内にエコジョーズが設置されています。
VIVIDOは「瞬間湯沸かし器」ですので、湯切れの心配をせずに安心してお使いいただけます。
また、電気温水器は溜めていたお湯を保温するのにも電気を使用しますが、VIVIDOはその必要がないので光熱費削減に繋がります!
都市ガスエリア外でもガス併用暖房はお得!
「オール電化から灯油やガスへの切り替えも検討しているが、我が家は都市ガスエリア外・・・プロパンガスって高いんじゃないの?」と悩んでいる方も多いですよね。
VIVIDO用のお得な契約プランもございますので、ご不明な点はお問い合わせくださいね!
ヒートポンプ暖房の仕組みについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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