2024.01.18 UPDATE
大雪対策!FF式ストーブの給排気口移設・排気管延長の施工事例
こんにちは。札幌ニップロです。
今年は雪が少ないなーと思っていたら、急なドカ雪で大変でしたね。
大雪が降ったときによく起きやすいのが、排気筒の閉塞による暖房不着火です。
施工方法により例外もありますが、FF式ストーブや、ツインヒーター、灯油ボイラー、エコジョーズなど、暖房機器から外壁に向かって給排気筒が接続されています。
風向きや、立地状況、排気口を設置した高さによっては雪で埋まってしまうことがよくあります。
今回は、積雪の多い地域で排気筒について相談をいただき、対策工事を行った事例を紹介します。
これからストーブを新規設置を検討されている方へ注意してほしい点もまとめていますので、ぜひご参考にしてください。
大雪で排気口がすぐ埋まる!
当別町の戸建住宅での排気筒移設工事の事例を紹介します。
【今回の相談内容】
・吹き溜まりが起きやすい方向にストーブの排気口が設置されており、排気筒の高さまであっという間に雪が積もる。
・道路面とストーブまでの距離があり、排気筒周辺の雪を取り除くために除雪しなくてはいけない範囲が広いのでストレスになっている。
・ペットを飼っているが、共働きで日中誰もいないので雪が降ると非常に心配。天候が悪くなりそうな日は2階に移動している。
とのことでした。
雪が、画像右側に写っている排気筒の高さまで積もっています。
大雪が続くと朝も夜も除雪して、日中は閉塞の心配をしていたとのこと。
室内側の上部も十分なスペースがありましたので、排気筒の高さを上げる工事のご提案をして作業をご依頼いただきました。
給排気口移設・排気管延長の施工事例
設置されていた機種はコロナ製 UHB-TP1030。ツインヒーター、ハイブリット式暖房と呼ばれるタイプのFF式ストーブです。
工事前は、排気口が室内側から見えないギリギリの位置に設置されています。
上に棚が設置されていましたので、移設先の位置を相談して工事開始です。
元々ついていた排気口を閉鎖します。
移設箇所に穴あけし、排気の延長部材を取り付けていきます。
給排気筒の移設と排気管延長工事ビフォーアフター
工事は試運転や片付けも含めて1時間程度で完了しました。
室内側ビフォー(工事前)
室内側アフター(工事後)
室外排気口ビフォー(工事前)
室外排気口アフター(工事後)
ストーブ設置場所の注意点
ここまで、施工事例を紹介しましたが、これからストーブを新規設置を検討されている方は下記の点にご注意ください!
給排気筒(給排気口)が雪で埋まりやすい場所は避ける
屋根からの落雪などが起きやすい場所は避けましょう!
雪で埋まらない十分な高さに排気筒を設置する
部屋の間取りもあるので、吹き溜まりしやすい箇所への設置を避けられないケースもあると思います。
冬の積雪状況を確認しておくことが大切ですね!
すぐに掘り出せる場所に設置する
すでに間取りが決定している場合は難しいですが、万が一大雪が降っても除雪しやすい場所がおすすめです。
大雪が続くと頻繁に除雪作業を行う必要があるので、しにくい場所だと掘り出すのに時間と体力が必要になってしまいます。
悪天候によるエラーや点検箇所については、下記の記事も参考にしてください。
排気筒の高さ変更は当社にご相談ください
いかがでしたか。FF式ストーブの給排気口が大雪で頻繁に埋まってしまう場合は、短時間の工事でお悩み解決できます。
札幌ニップロでも、暖房の排気口移設工事に対応しておりますので、お困りの方はまずご相談ください!
※ マンション、アパート、複合施設等の工事は現在対応しておりません。
2023年10月1以降の工事から、法改定により2006年8月31日以前に着工された物件に配管穴等の新設、拡張を行う場合は「建築物石綿含有建材調査者」が設計図書等を基に、石綿(アスベスト)含有の有無を事前に調査することが義務付けられました。対象の物件に関して、壁への穴あけ工事が必要な場合は2024年春頃から対応できるよう準備をしておりますので、予めご了承をお願いいたします。
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