OK-S610、OK-S1010、OK-S2010のエラー/ナショナル灯油暖房ボイラー

暖房・換気・住宅設備の札幌ニップロです。

今回はOK-S610、OK-S1010、OK-S2010 のナショナル製の灯油暖房ボイラーのエラーについて解説します。

機種によって表示されるエラーコードが異なるケースがあります。

 

OK-S610、OK-S1010、OK-S2010 の暖房ボイラーはリモコンの種類によってエラーコードの表示が異なります。

タイマー付きリモコンの場合はアルファベットと数字でエラーが表示されます。

ノーマルリモコンの場合は運転ランプとリセットランプが点滅、点灯状態になりますのでご確認ください。

 

灯油暖房ボイラーのエラー原因や対処法について

エラーH48

燃焼初期異常検知（フレームロッド燃焼異常）

・タイマーリモコンの場合…H48

・ノーマルリモコンの場合…◎リセットランプ、運転ランプ4回点滅

 

フレームロッドは暖房ボイラー内の着火や燃焼がしっかりと行われているかの検知を火炎の導電作用を利用して行う部品です。

燃焼の異常をフレームロッドが検知したときに、エラーH48が表示されます。

また、フレームロッドが経年劣化して短くなり、暖房の着火ができなくなるケースでも表示されます。

こちらのエラーは暖房ボイラーの電源入り切りで一時的に復旧することがあります。しかし、短期間で再発するケースが多いので、劣化したフレームロッドは交換が必要です。

※　点火プラグの劣化が原因でエラーが表示されたり、暖房ボイラーが使えない場合は部品の交換をする必要があります。交換部品の供給が終了している機種の場合はボイラー本体の交換をご提案させていただきます。

 

エラーF11

不着火検出（点火プラグ着火不良）

・タイマーリモコンの場合…F11

・ノーマルリモコンの場合…◎運転ランプ、リセットランプ2回点滅

 

エラーのF11は、暖房ボイラーの部品が原因で着火に異常が発生したときに表示されるエラーです。

暖房ボイラーの着火に必要な部品は「点火プラグ」と言います。

点火プラグはその名の通り、暖房ボイラーの点火を行う部品です。

こちらのエラーは暖房ボイラーの電源入り切りで一時的に復旧することがあります。しかし、短期間で再発するケースが多いので、劣化した点火プラグは交換が必要です。

 

※　点火プラグの劣化が原因でエラーが表示されたり、暖房ボイラーが使えない場合は部品の交換をする必要があります。交換部品の供給が終了している機種の場合は暖房ボイラー本体の交換をご提案させていただきます。

 

エラーU21

油切れ検知（油面異常検知）

・タイマーリモコンの場合…U21

・ノーマルリモコンの場合…◎運転ランプ→点灯　◎リセットランプ→点滅

U21のエラーは灯油ポンプの中に灯油が入っていないことを示しています。液面センサーが灯油を検出できていない状態なので灯油タンクを確認しましょう。

 

エラーU22

渇水エラー

・タイマーリモコンの場合…U22

・ノーマルリモコンの場合…◎運転ランプ→点灯　◎リセットランプ→点滅

 

U22は暖房ボイラー内部に空気(エア)が溜まると表示されることが多いエラーです。

空気抜き(エア抜き)の作業で復旧することもありますが、暖房ボイラーや配管から不凍液が漏れている可能性もあるのでその場合は漏れている個所の修理が必要です。

 

ボイラー本体の入替が必要なケース

ボイラーの標準仕様期間を過ぎている機種では保守部品の供給が終了している場合があります。

修理で改善することもありますが、メーカーでの部品保有期限が過ぎている機種の場合はボイラーの入替の検討が必要です。

また、部品がない機種では分解を伴う修理や点検をお引き受けできないケースもございます。まずはお問い合わせ下さい。

ボイラー入替の見積は無料でも行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

お問い合わせについて

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11月～3月は緊急修理窓口を24時間開設しておりますが、時間外窓口に関しましては、緊急の修理依頼のみ受付とさせていただきます。

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→OK-ST110、OK-ST67のエラーについてはこちら

→暖房ボイラーのエラーコードリスト