2024.08.15 UPDATE
【エラー290】原因と対処法は?雨が降ると給湯器(エコジョーズ)の点火不良! リンナイ/ノーリツ
ガス給湯器やエコジョーズを使っていて、「雨の日は何故かボイラーの調子が悪い」と感じたことはありませんか?
雨や雪の日の他、暑い日の突然のスコールなどで湿度があがり、エラーコードが表示される事例もあります。
発生するエラーの例としては、エラー290や723、721などです。
今回は、雨の日など湿度が高い日に給湯器の点火不良やエラーが起きてしまう原因と直し方について解説していきます。
※ エコジョーズは、リンナイ製のRUFH-から始まる機種、ノーリツ製のGTH-から始まる機種で、暖房給湯一体型のボイラーです。
★ 給湯器(エコジョーズ)の排気筒の仕組みについて
★ 雨が降ると給湯器に不具合が出てしまうのはなぜ?
★ 湿度が高い日はどんな症状がでるの?
★ 給湯器が止まってしまった時の直し方
給湯器(エコジョーズ)の排気筒の仕組みについて
給湯器は、燃焼させるための空気を外気から取り込みます。
ボイラーに取り込んだ空気は、燃焼のあと新しい空気に入れ替えるために再び外に排出します。
排気筒と呼ばれる空気の取組口はこのような形状になっています。
外側から空気を吸い込み、内側の筒から排気する仕組みになっています。
雨が降ると給湯器に不具合が出てしまうのはなぜ?
強風を伴う雨や雪が降っていると、給湯器が空気を取り込んだ際に水分を一緒に取り込んでしまうことがあります。
雨や雪による水気が、給湯器内部の電気配線の接続部分や端子部分に付着すると、一時的に部品が誤作動を起こしてエラーを出してしまうケースがあるのです。
雨や雪が原因で起こる不具合の例
ボイラー内部の部品が水で濡れることで、微電流が流れてしまうことがあります。
ボイラーの安全装置は不具合が起きたと感知した時にエラーを認識、表示させる仕組みになっています。
使用上の安全のためにエラーが表示され、ボイラーが止まってしまう仕組みになっているのです。
● 点火不良を起こし、エラーが表示される
例として、下記のようなエラーコードが出ることがあります。
エコジョーズのエラー721:給湯側のフレームロッド
エコジョーズのエラー723:暖房側のフレームロッド
エコジョーズのエラー290:中和器
それぞれの部品がエラーを感知した時に表示されます。
<リンナイのエコジョーズの場合>
<ノーリツのエコジョーズの場合>
ただし、不具合が起きた箇所によってエラーコードは異なりますので上記以外の表示が出るケースもあります。
(その他、強風が原因で起きやすいエラーはこちら)
● 給湯器が停止しているがエラーは表示されない
● 電源自体が全く入らない
稀な例ではありますが、このように手がかりがなくボイラーが停止してしまうこともあります。
エコジョーズの場合は、暖房給湯一体型なので、暖房も使えなくなってしまいます。
給湯器が止まってしまった時の直し方
エラーの原因が天候によるものである場合は、ご自身で直せる可能性があります!
エコジョーズ内部の部品が濡れてしまったときは、自然に乾くのを待つだけで復旧する事が多いです。
天候の回復を待てる場合は、少し様子を見てみましょう。
修理を依頼する場合の注意点について
天候の回復を待っても解決しない場合は給湯器内部の部品を分解し、強制的にドライヤーで乾かしたり、部品の交換を行って復旧させます。
分解作業については、技術不足によるガス漏れ等の恐れもありますので、必ず専門業者に依頼しましょう。
札幌ニップロでは、サービスマンの中でも北ガス修理技術認定者のみがガスボイラーの修理を行っているので安心です。
但し、保証があるお客様でも、天災扱いになりますので、ご訪問の際は出張費や修理費が発生するケースがほとんどです。
再発防止の為の対策は?
復旧したとはいえ、雪や雨が降ると症状が再発してしまう恐れがあります。
設置されている給排気口の向きや風向きなどで、「起きやすい」「起きにくい」という差も発生します。
現行のエコジョーズは対策が施され、構造が改良されているのでこのような不具合は起こりにくくなっていますが、悪天候の日は発生しやすくなります。
完全に給排気筒を塞いだりすることができないため、対策品はありますがエラーの発生を完全に防げるものではありません。
修理のご依頼について
札幌ニップロの営業時間は9:00-17:00(日祝定休)です。
WEBフォーム、またはLINEからのお問い合わせの場合は通常営業時間内での確認・返信となります。
11月~3月は緊急修理窓口を24時間開設しておりますが、時間外窓口に関しましては、緊急の修理依頼のみ受付とさせていただきます。
暖房ボイラーなどの緊急の修理サービススタッフへの転送となりますので、機器の在庫確認やご質問、定期メンテナンスの日程調整など、緊急の修理以外のお問い合わせにつきましては営業時間内9:00-17:00(日祝定休)にご連絡をお願い申し上げます。
ボイラーの点検は定期的に行いましょう。
その他のエラーや、他機種のエラーついては
こちらも参考にして下さい。