2021.02.05 UPDATE
換気フィルターの掃除を3年放置してしまった事例
こんにちは!札幌ニップロです。
今回は札幌市北区、お引き渡しから3年目の戸建住宅にお住まいのT様からの相談です。
換気清掃について興味があり、一度自身で給気フィルターと排気グリルを外してみたとのこと。ところが想像以上に汚れており、触れる事に抵抗を感じたためこのままお手入れをせずに放置していたそうです。
「汚れていくのは分かっている」「放置するのは良くないことも分かっている」。だからこそ、必要なお手入れや正しい清掃方法について教えてほしい。とのことでスタッフがお伺いしました。
果たして、入居して3年で換気システムはそんなに汚くなってしまうのでしょうか…?
早速スタッフがお伺いし、
まずは、換気の風量を測定しましたが必要換気量は十分とれていました。
換気フィルターはかなり汚れています。
使用環境にもよりますが、2ケ月~6か月がお手入れの目安となっています。今回は3年放置してしまったのでかなり汚れが蓄積していますね!
24時間換気設備にはフィルター以外にも、お手入れが必要な部品があります。
お部屋についている排気口って、天井にあることが多いですよね。ここは直接外に繋がっているわけじゃないのに、どうやって外に吐き出しているんだろうと疑問に思った事はありませんか?(戸建てに多い、第三種換気システムの場合)
実は、24時間換気には家中の汚れた空気を外に出すための「ダクト」という空気の通り道があります。ここも汚れがつまってしまうと上手く換気ができなくなってしまうんです。換気のスイッチを入れても、必要な換気ができない状態になってしまうのです。
こちらは今回訪問したご自宅のダクト内部の写真です。
ダクト内壁にはホコリが、給気口の内壁下部には砂ぼこりが付着して黒ずんでいました。
また、換気の本体には、風を起こす「モーターファン」がついています。ここにも汚れがたまるので定期的なお手入れが必要です。
汚れると装置に負荷がかかり、寿命を縮めてしまう原因にもなります。
入居から浅い年数でも、換気システムは24時間年中無休で動いていることが多いため、どうしても汚れがたまってしまうのです…。
取り外したグリルや内部の画像を見ながらお手入れについてアドバイスをさせていただきました。
今回、お伝えした内容は主にこの3点です。
- 各箇所のお手入れ方法や、目安の頻度について
- 換気のファンモーター脱着作業時の注意点(部品の破損など)
- 換気清掃をしなかった場合に家や人にどのようなことが起きるのか。
T様は今回の説明を聞いて
「こんなに丁寧に説明してくれると思っていなく、見てもらってよかったです。換気の清掃が必要だと理解できました。」
と喜んでいただきました!
実際に汚れてしまった部品を確認する事で、メンテナンスの必要性を感じていただけたようです。
また、換気フィルターのお手入れはお客様ご自身で定期的に行っていきたいとの事でしたので、正しいお手入れ方法をお伝えするのも私たちの役目。しっかりとご理解いただけたようで安心しました!
コロナ対策のカギともいわれている換気。
お手入れ不足が原因で必要な換気ができなくなっているかもしれません。換気量が下がってしまう原因はお手入れ不足や設備の経年劣化による性能低下であることがほとんどです。
札幌ニップロでは、24時間換気の設置・入替・修理・清掃を行っております!
コロナ対策として今の換気状態を知りたい、必要なお手入れについ聞きたいなど、様々な相談に対応しています。
見積・相談は無料ですのでお気軽にご連絡下さい。
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